担任がすごい勢いで喜んでた。「これだけずっとずっと、堅く志望していた志望校に合格する。すごいですよ、すごい、よくやった」と。
合否発表の日 - リツエアクベバ
これが、息子が高校受験で志望校を合格した日に担任が言ったこと。
息子が通った県立高校は、偏差値的には「まあふつう」のところではある。
息子は英数はそこそこできるのだが、とにかく国語が出来ず社会科も苦手。主要教科で二科目苦手だと、なかなか成績は苦しいもので。
みたいなところで、中2の段階で志望校が決まった。この、彼が決めた時点では、この高校には彼の成績は届かなかった。
しかし、頑張りましたね。志望校への思いが強いということは大きかった。中3の段階で模試はA判定を取れていたが。それでも当日失敗したら、という不安も大きかったと思う。
志望の理由は、この高校の特色の強さだった。
- 学校説明会は、全て生徒によって行われる
- その内容も、生徒たちが企画や立案をし、パワーポイントで発表していく
- 県立高校の統廃合により、創立されて数年という新しい学校
- 創立校長は神奈川県初の民間校長
- 横浜銀行からきた初代校長は、社会に出た時に活躍できる人材をというテーマを掲げた
- プレゼンテーション能力の育成に力を入れた教育
- 単位制で、自分で時間割を組む
- 生徒の自主性をあらゆる面で主体にしている
この高校の強みを、彼が獲得しきれたかはわからない。ただ、いい学校だった。
この高校の野球部が、今年甲子園に行った。21世紀枠での選出の理由が「自治」「自主性」。らしいといえばらしいよなと思う。
横浜清陵は清水ケ丘、大岡の県立高2校の再編統合により2004年に設立。野球部は昨秋の県大会で公立校唯一の8強入りを果たし、選手主体の「自治」重視の取り組みなども評価され、21世紀枠で初出場を決めていた。神奈川の公立校の甲子園出場は97年春の横浜商以来28年ぶり、県立校では54年春の湘南以来71年ぶりだった。
【センバツ】21世紀枠初出場の横浜清陵 初戦敗退も積極的に仕掛ける「自治」野球で見せ場つくった(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース