リツエアクベバ

satomies’s diary

季節が変わってゆく

夕方が暗くなり、唇や手が感想し、踵がガサガサする。もう11月なんだなと思う。

以前のことになってしまったが。月に一度は母と街へ出かけるのにおしゃれをして。銀座や新宿でご飯を食べた。いっしょに美術館によく行ったなと思う。

母の体力が落ち、いっしょに外出をしなくなり。実家に訪れて母と話すことが毎度のことになった。それでも実家に行くのは都会を通る。それなりにおしゃれをして出かけて行ったなと思う。

母を自宅に連れてきて。家事も増えた。ずっと日常着が作業着のようだ。

季節が変わってゆく。明日の普段着は、ちょっと楽しんでみようかな。自分のためのおしゃれも必要。

娘の存在

用事があって、少し長めの時間の運転をすることになった。午後からなので、娘の帰宅に影響する。「一時ケア」、事業所での延長を頼んでおいた。

いや本人に選ばせてないなと、急に昨日気づいたので。用事がある場所のイラストを描き、「事業所を早退して一緒にいく」と「一時ケアで事業所で待つ」の選択肢を作った。
即答で、いっしょに行くを選んだので連れて行った。

慣れない、しかも商用車も多い、車線も多いルートの運転だったけれど。隣に娘を乗せたら、途端に心に安定感が出てるのを自分で感じる。わたし、この子のこと、すきなんだな。とか思った。

昨日の話と、ずっと前の話

今日の日記をつけようと、日付を見て気づく。昨日、忘れた。

昨日は、地域のイベントに行った。福祉事業所のショップが並ぶ中で、パンとお菓子を買った。初めて知る事業所で、パンもお菓子もとても美味しかった。

パンやお菓子を作る事業所は多い。それでも、その中でも、昨日のところはレベルが高かった。事業所を調べて納得、精神の方のところのものだった。
勝手な解釈だが、精神の方のところは特に商品レベルが高いという感想がある。作業習得自体にいろいろな制約や工夫が必要な知的障害系とは、そのあたりで差が出そうに思う。
しかし以前、精神の方のところを運営する方に聞いた話では。精神の方の事業所は、製品の安定供給は難しいとのことだった。今日のスタッフが明日もあさっても元気で同じ量を作れるかどうか。製品量の安定よりも、利用者さんの安定を重んじれば、それはそのあたりはねえ、みたいなお話だった。

昨日の事業所さんも、また買いたいとは思っても、なかなか買える機会が無さそうで難しい。12月にまた地域イベントに出店があるようなので、がんばって開始時刻早々に行こうと思う。昨日は開始早々に完売のものがあったので。

そういえば、というか。10年以上前に、下手したら20年近く前になるのかしら。なんか、はてな界隈で有名なブロガーさん、みたいな方が。
「障害系事業所のお菓子なんか、食えたもんではない低レベル」みたいなことを言っていらして。
いや、ぶっちゃけ「障害系事業所のお菓子は美味い」という感覚だな、わたしは。となんか書いたとかなんとかみたいなことが、先方に知られてしまって。なんかめんどくさいことになったことがあった。

そうやって、少しばかり目立つ人がブックマークコメントでなんのかんのみたいな、「はてな村」みたいなことがあったなあと回想する。いちいち誰がどうだのなんだのと、やはりそれは「村」くさい。
そんなことも、もう、なんのこっちゃさっぱりわからんみたいな人が大半なはてなブログの中で。そもそもそうしたブログ媒体自体が生き残っていることも珍しいのかもしれない。

いやしかし。障害系の事業所のお菓子は、美味いところ多いですよ。それがいいか悪いかは別として、商品コストの割には安いところもあるし。あと、商品が美味いところは事業所自体も評判がいい。視点が確か、ということは、細部にまでそのポイントが広がるのだと思う。

ちなみに娘の通う事業所は、自主製品に布製品、紙製品に加えて、焼き菓子がある。この焼き菓子はとても美味い。娘が通うことになる前から「美味い菓子」として知っていたし、今でも買うし、贈答にも使う。そして昨日の地域イベントでは、恒例の「爆売れ完売」でした。

横浜市の図書館カード

図書館からメールがきた。「予約していた書籍の準備ができたから取りにおいで」というもの。

スマートフォンで図書館カードの提示ができるので、カードの持参はいらない。行く前に一応確認した。

このカードは使えない。図書館で手続きを

は?なんだこれは。
てなことで、図書館に行って聞いた。

期限が切れてますね、更新の手続きします

へー。よく知らなかった。期限は5年だそうだ。以前のカードは期限切れのまま数年経過したとかで、たしか作り直した。
ちゃんと理解してなかったなと思う。
思うのでメモ。

よくある質問 横浜市(図書カードの有効期限)

登録更新のご案内 横浜市

オンラインによる利用者登録の更新・変更手続のご案内 横浜市

オンラインでできるのか。次はそうしよう(覚えていたら)。

とっとと回復

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くもんドリルが届いた。主旨を説明した。とりかかった。しばらくして投げた。「楽しくない」と言う。

そりゃ当たり前だ、それ、リハビリ材料だもの。ダンスが好きな人がラジオ体操をルンルンでやるわけがない。筋トレとかみたいなもんだから、騙されたと思って少しずつやってごらん。

ぶつくさ不満そうな顔しながら、コツコツやってた。今日、非常にうれしそうに言った。
「『手』が戻った!ほんとにリハビリだった!」

予想より早かったが、楽しそうでなにより。

日記の効用

今日、母が。立って話していたら、急にへなへなと座り込んだ。足の力が抜けてしまった。そのまま抱え込んで、椅子に座らせた。タイマーを四分にセットした。とりあえず様子をみるタイム、なんとなく四分。

三分経過ころに立ち上がってみていた。「大丈夫、立てる」と言った。そのまま、もっとゆったり座れる椅子に移動させた。

いや、なんか起きてるのか。そういえば以前こんなことがあった。大丈夫、わたしは日記をつけている。

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ふむふむ、残しておいてよかった。

今朝の血圧の記録を見てみる。特に上がってはいない。母に言う。「今日もう一度同じことが起きたら、明日医者に行く」。

一度寝かす。その後は通常なので、様子を見られるかと。
11月8日に硬膜下血腫のフォローがある。CT撮って、脳外科の診察もある。そのとき今日のことを聞いてみよう。

くもんドリル

母が趣味で切り絵をやる。切り絵というのか貼り絵というのか、わたしにはよくわからない。近所にそうした作家がいて、ずっと以前にお稽古に通っていた。

女子美ガレリアニケ/井江春代はり絵の世界〜大地の女神・パチャママと動物たち〜

https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E4%25BA%2595%25E6%25B1%259F%25E6%2598%25A5%25E4%25BB%25A3

母はいつも年賀状に美しい作品を作る。こつこつとカードも作る。一度出版の誘いもあったが断った。ただ作品を欲しがる方もそこそこ存在する。

ここにきて、それをやめると言う。手が思うように動かず、そうするとクリエイティブな頭も動かないのだと言う。

硬膜下血腫の術前と術後まもなくは、iPadの小さい部分に指が動かず、メールが全く打てなくなった。使いながら回復したが当初は文章がめちゃくちゃで、叔父が(いよいよボケたか)と、本気で心配してきた。
それが今は、ちゃんと長文を操る。つまり、「続けるリハ」で、指を回復させたということかと。

切り絵のハサミが、思うように使えない。手が動かない。だからやりたい「絵」が作れない。と、母が投げ出す。

そこでやめてしまうのも、それもまたそれはあなたの人生。それもひとつの選択だと思うので、それはそれでわたしはなんとも思わない。

ただ、もったいないよなとは思う。たぶん、その「手」も自分のリハビリ次第だと思うけどね。

なんてことを言ったら、なんかそうかと思ったらしい。
とりあえず、母のリハビリ用にくもんのドリルを注文した。明日届く。楽しみ。