リツエアクベバ

satomies’s diary

教室にエアコン

「学校にエアコンを」 : 神奈川 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
「暑くて勉強に集中できない。エアコンを設置してほしい」。猛暑が続く中、教室のほとんどにエアコンが設置されていない横浜市立小中学校の保護者から、そんな要望が同市教委に相次いで寄せられている。同市教委は「費用が莫大(ばくだい)になるため設置は難しい」としており、つる植物で校舎の外壁を覆い温度を下げるなどの手段も検討したいという。隣の川崎市では大半の市立小中学校でエアコンが設置されており、学習環境に“格差”が生じている。
横浜市教委によると、夏休みが明け、ほとんどの小中学校が授業を再開した8月27日頃から、エアコンの設置を求める保護者の要望が十数件届いているという。
同市立小中学校491校のうち、教室にエアコンが付いているのは、道路や線路に面し騒音がひどくて窓を開けられない7校のみ。エアコン設置費は、1校あたり約5000万円と見込まれ、全校に付けると約300億円が必要という。
市教委では、エアコンを付けていない理由について、校舎の多くが1960年代から80年代前半に、人口急増に伴って建てられたもので老朽化しているため、予算を改修費用に優先して投じてきたことを挙げている。外壁から部材が落ちたり、排水管から水が漏れたりした校舎もあるという。
同じ政令指定都市川崎市では2009年度までに市立小中学校164校のうち、大規模改修などを予定している9校を除いて全校にエアコンを設置した。同市教委は「ここ数年、夏の気温が上昇しているなどから、快適な教育環境を提供するために設置した」としている。
県内のもう一つの政令市である相模原市では、市立小中学校109校のうち、エアコンが付いているのは、航空機騒音で窓が開けられないなどの32校のみ。同市教委は「今後は学校現場の意見を踏まえて、エアコンの設置を研究していきたい」としている。
一方、横浜市立金沢高(金沢区)など同市立高3校では昨年度以降、保護者が資金を出し合ってエアコンを設置した。金沢高は今年6月、リース会社と10年契約を結んでエアコンを取り付け、空調整備費として保護者1人あたり、年間5000円を負担している。同校では「この夏の暑さの中、保護者から『エアコンを設置して良かった』という声が多く上がっている」という。
(2010年9月4日 読売新聞)

息子の通う高校は横浜市立ではなく神奈川県立だけれど、報道文中の市立金沢高と同様に、今年度より費用は保護者負担で教室でエアコン稼働。昨年度決まったことで、今年度入学の時に「こういう風になっています」と説明を受けた。
今年度よりエアコン稼働の神奈川県立高校は息子が通う学校だけではないとの話。ネットでもろもろ検索すると、ある高校の昨年度の書類が閲覧できた。なんでも神奈川県が、県で設置はできないが各高校が各高校で検討準備し、費用を保護者負担で設置する分には了承する的なことを言ったらしい。保護者負担のリース契約ということで、どこの高校もPTAが動いた様子だけれど、エアコン設置と稼働のための委員会を作った高校もある模様。
この話、聞いたところによると、ということで情報としては定かではないが、まあそういうところからだよなあと思うことがあって。それは昨年度の「次年度からエアコン設置、稼働へ」の動きが始まる発端の話。昨年度出てきた民主党マニフェスト「公立高校無償化」。これまで支払っていた授業料が、次年度から消える可能性は高い。エアコン設置のための保護者負担を出しても問題が出る可能性は低いだろうと。時期的にチャンスである、と。そしてあちこちの神奈川の公立高校で「次年度からエアコン稼働」の動きが始まったとかなんとか、というもの。
だからこの報道からくる「高校がエアコン設置だから小中も」というのは、それは事情が違うところがあって厳しいだろうとも思う。
今年度からのエアコン稼働のわたしの感想を言えば。今年の猛暑の中で、学校に行けば猛暑から逃れられるとわかっているのは、親子共々かなり安心を感じる「夏」だったと思う。
ちなみに保護者負担の金額は契約会社や契約自体がそれぞれだからか、高校によってまちまち。報道の金沢高ではない市立校では「月額500円」とも聞いております。息子の通う学校は「金沢高より高いが年間一万円には至らない」という金額です。これで暑さを改善できるのなら万々歳的な金額だと思う。