リツエアクベバ

satomies’s diary

二日目

舅の点滴、二日目。

今日の看護師さんの訪問は朝。午後、義姉とその娘たちが来ることになった。義姉とその娘たちで四名。室内にいる人数が多いので、わたしはノータッチということに。

姪っ子から昨日、「明日行きたい」とLINEがあった。おじいちゃんには小さい花を。部屋に置くと気持ちを感じることができるから。義妹にはスイーツを。ちゃんと食べないから甘いものを渡してほしい。など伝える。

午前中パートに出て、午後所用で出かける。3時過ぎに帰宅、義妹から電話。「義姉ご一行が今帰るよ」。了解、すぐ行くと答えて実家に向かう。義姉と姪っ子たちに挨拶し、手を振って送り出す。

皆が帰った家に入る。あちこちの窓をあけ、エアコンをかけていた。密にならないよう、換気ができるよう。

舅はくたびれたようでよく眠ってた。呼吸が穏やかで安心する。そのまま義妹と話す。

義妹が兄である夫のことを、少しこぼす。そうかそうか、ちょっと言っとくよと言うと「やめて」と言う。愚痴を言いたいだけだ。

ああそうだね。わたしはあなたのきょうだいについての話は聞くが、わたしは一切関わらない。以前約束をしたことを再び約束する。夫への注文は双方のことが非常によくわかるので口はムズムズするが、約束は絶対だ。気持ちに出口は必要だ。わたしの耳は単なるその扉だと思う。

「今日さ」と、義妹に話したくなるがやめる。スーパーに買い物に行った。一月の在宅介護開始から今まで、スーパーで舅の食べたいもの食べるものを買い続けてきた。スーパーにはそんなものがたくさん並んでる。その光景にわたしは、わたしは、胸がつぶれそうな思いがした。いやこれは。わたしの胸に深く埋める。