リツエアクベバ

satomies’s diary

不審な電話

いろいろな単語を組み合わせて検索をかけてみたけれど、同様なことが起きたというような情報は見当たらなかった。でもかなり悪質だと思うので書いておく。
4月14日、実父逝去。18日通夜19日告別式。そして昨日の23日午後、一本の電話が入った。
「こちら『やまとうんゆ』です。大変恐縮ですが、そちらはこの度ご不幸があった○○区○○町のA家B太郎様のお宅でしょうか。お悔やみのお荷物が届いているのですが、こちらでお間違えはないでしょうか」
間違いありませんと答えると、夕刻配送すると言って電話は切れた。そしてこの日、荷物はどこからも届かなかった
翌日、ヤマト運輸に問い合わせることにした。その結果、わかったこと。

  • ヤマト運輸は、荷物について住所が不正確な記載などで届け先に電話で問い合わせることはあっても、「お悔やみの荷物が届いている」等荷物の内容について連絡することは無い。
  • 担当営業所では、昨日、A家への配送荷物は存在していない。
  • 担当営業所では、昨日、誰もA家には電話をしていない。

そして関係あるのか無いのか、なにも証拠は無いのだけれど。
この電話があった翌朝から、石材店、仏具店等の営業の電話がひっきりなしにかかり始めた。
「『やまとうんゆ』からの電話と、こうした営業の電話が関係があるのならば。ここで営業してくる業者は『わるい業者』だから相手にしないように」と母に言った。お墓はあるとか仏壇もあるとか答えると、みなまで聞かずに電話が切れると母が答えた。ろくでもない、と思う。
関係があるのかどうかはわからない。ただ、こうした「やまとうんゆ」が存在したことを、書いておこうと思った。
相手が「やまとうんゆ」と名乗ったのは間違いない。この電話に出たのはわたしだったから。相手は確かに「やまとうんゆ」と名乗った。どこの事務所にもいるような、落ち着いた女性の声だった。わたしは騙された。安易に「そうだ」と答えてしまった。
わたしが騙されたために。葬儀が終わり、やっとゆっくりとした時間が流れ始めた家の中に。わたしが騙されたために、そこにけたたましく鳴り続ける闖入者を入り込ませてしまった。
おかあさん、ごめんなさい。わたしはくやしい。