リツエアクベバ

satomies’s diary

親がコロナで倒れたら

子どもが幼児期は、「こども⇨こども⇨母親」が、たいがいの感染症のコース。ぐるっと一周回らなきゃ終わらないことは多い。
小学校の中学年くらいになると、このコース展開がぐっと減る。なぜかは知らん。子ども自体が感染症に強くなるのか、子どもが母親にまとわりつかなくなるからか。あれ?そういえばアレ、なくなったなと思う。

コロナが子どもの集団で流行り始めた。「こども(いわゆる風邪程度の軽症)⇨こども(いわゆる風邪程度の軽症)⇨母親(いわゆる「コロナの軽症」orいわゆる「コロナの中等症」)は、あり得る。とてもあり得る。ヤバ過ぎて怖い。

去年の秋にこんな報道があった。

www3.nhk.or.jp

国は「基本的には親族に子どもを預けて」としながら、自治体が対応することになるので居住区機関に相談して、ということになっている。

しかし居住区にどんな福祉サービスがあるかもわからない。
結局は「感染予防に努めてください」とか、ロシアンルーレットがんばれよ状態できついと思う。
子育てはいつもどこかしら、綱渡りだよなと思う。

神奈川は、去年早くに「介護を必要とする高齢者や障害者の介護者がコロナになったとき」の案内を出した。

www.pref.kanagawa.jp

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うちは母親がまず発症し、まず悪化し入院。次に父親がアルファ株であることがスクリーニング検査でわかり、高熱が続き始めたことで入院決定。
では残る「重度知的障害がある娘」の対応として、「母親の入院先に入院」が決まる。この時母親は重症化の懸念があったため、「母親同室ができなくなった時のために、父親も同病院に搬送」となった。

本人情報がなく知的障害がある陽性患者に、コロナ病床でどこまで対応できるか。このあたりで「親の病院搬送、親と同室」は、現実的な策だと思う。

ただし、この時期は第四波に入る頃で。しかも神奈川の感染者数は他都府県ほどには増えていなかった。
現在の神奈川は、今の横浜市はとんでもないことになってきた。8月9日は横浜市だけで新規感染者数が千人を超えた(1139人)。

今の横浜市だったらわたしは死んでたな、と思う。同じ立場の人間が同じ対応をしてもらえる余裕は、市にも病院にもないように思う。

日本自閉症協会がサイトにコロナワクチンに関する文章を出した。自閉スペクトラム症を理由とするワクチンの重篤な副反応は報告されてないのだとした上で、以下のように記載された。(わかりやすいように赤字にした)

自閉スペクトラム症のある人のコロナ(Covid 19 )ワクチンのリスクについて

知的障害のある自閉スペクトラム症の人がコロナに罹患しても、入院させてくれる医療機関はないに等しいのが現状です。罹患を防ぐことがなによりも重要だと思い ます。
そのためにも、ワクチン接種を奨励します。
http://www.autism-japan.org/action2/2021/shingatakorona.pdf

福祉というものは、まず世の中の安定がベースに必要なのだと。改めて物悲しい思いで実感する。