リツエアクベバ

satomies’s diary

うちのクララ

義妹に夕飯はうちで食べろと言うと、家でひとりでグダグダ食べたいと言う。姑の躾がよく、基本的な料理はひと通り正しく美しく作れる。のだが。本人は食にあまり興味がない。なので自分のメシはどうでもいい。
ということで、舅の在宅介護が始まった頃から彼女の夕飯はうちのご飯のおかずを配達するのが習慣になった。

たいがい夕方持っていって、そのままなんだかんだしゃべったりしてる。
今日は、そうだ、と思って持っていく頃電話を入れた。

「あのさ。これからうちのクララが行くから階段のところに出て待ってくれる?」

実家は家の前に玄関に入るための階段がある。これが凝ったつくりになっている。不揃いな石を小洒落た感じに並べて段を作っていて、年を取ることを計算してなかっただろ、という感じ。
よたよたぴょこぴょこと杖をついて歩けるようになった夫には、まだまだ危ないシロモノだ。

負傷した兄が、よたよたぴょこぴょこと歩きながら妹にメシを持って行く。
妹さんは、喜んだそうだよ、クララを見て。

神奈川999人、横浜461人、やれやれだ。