リツエアクベバ

satomies’s diary

タジン鍋

タジン鍋が流行っていたのは10年くらい前だったような。友人と買い物をしていて「タジン鍋が欲しい」と言ったときにこう言った。

「流行りだよね、かわいいのもきれいなのもあっていいなあと思うよね」
「でもさ。ふだんそんなに『蒸し料理』なんてしなくない?」
「使わなくなった途端、すげー場所とるヤツのような気がする」

欲しいって言ってる人にケチつけんなよ、自分。数年後にこの友人に「タジン鍋、結局どうした?」って聞いたら「欲しくなっただけで、使わないだろうなあと思ってやめた。もう自分でも驚くほど、あれ、どうでもいい」ってことだった。

でも。うちにタジン鍋がある。ブーム終わりにホームセンターで投げ売りしてたから。元々廉価版のヤツ、陶器ではなく安いフライパンのような本体に、シリコンの折りたためる蓋。中型フライパン程度の大きさ、500円。

何度か使ってはみたが、フライパンに蓋をして蒸し焼き以上のなにかを何も感じなかった。タジン鍋がそういうものなのか、廉価版だからなのか、わからないけど。

今日、久々に出した。いただき物のさつまいもがあったから。「タジン鍋で焼き芋」レシピがネット上にあったのでやってみようかな、と。

いろいろネット上で「タジン鍋で焼き芋」を調べる。弱火で時間かかる、焦げる、などの情報を見て挫折する。
結局、タジン鍋に蒸し料理用の台を入れて水入れて、切ったさつまいもを入れて蓋をして蒸した。

うまかったけれど。フライパンに蓋、と、どんな違いがあるのかはやっぱりわからない。