リツエアクベバ

satomies’s diary

世代感覚

年末の休日に庭仕事。夫は生垣を刈り、わたしは鉢の手入れをする。

隣家の住人が亡くなり、家は更地になり、それから数軒の新築の家が建った。5月に販売が開始されたがなかなか売れないようで。ぽつりぽつり出入りがあり、やっと人が住み始めた。
いわゆる最近の人はとかなんとかのようで、どんな人が住んでるのかよく知らない。娘の事業所の送迎車を邪魔そうに眉をひそめる女のひとがいるくらいしかよく知らない。道を塞ぐわけでもないし、頭を下げても横を向かれるので、なんかもうどうしようもない。

今日、外と庭を行ったり来たりしていたときに、先月売れたとかの一軒に人が入るのが見えた。男の人が車から出る、次に赤ちゃんを抱いた女の人が降りる。それから、ひと組の男女が車から出てくる。

ああ、そうだね。と、わたしが夫に言う。後から降りたひと組の男女は、わたしたちと同世代だった。わたしたちはそんな時代にいるんだね。

娘と共に暮らす生活を説明するのに一番わかりやすい言い方は「ずっと小学校の低学年の女の子がいるのに似てる」。留守番はできる。でも、留守中の頼み事とか難しいね。それと余暇は親がかりだ。
それがわたしたちにとって当たり前の日常だから、自分たちの世代感覚に疎くなったりするかもね。

などと言いながら、また作業をする。夫が生垣を刈ったり庭木を剪定したりして、庭が明るくなった。
わたしは冬の花を植える。パンジー、マラコイデス、ストック、ガーデンシクラメンプリムラジュリアン。それから娘を連れて買い物に出る。そんなふうにわたしたちの日曜は終わる。