リツエアクベバ

satomies’s diary

お蔵入り

「渡部のガキ使がお蔵入り」

お昼のワイドショーのネタだった。
テレワークの息子と毎日いっしょに昼飯を食べる。ワイドショーを見ながら食べる。昔はタモリの時間だった。今は坂上忍を見る。

「渡部のガキ使はどんな内容だったのか」

息子とこれをネタに盛り上がる。白い洋式便器を持って走り回るとか、一万円札を無造作に渡すとか、「今奥さん隣にいるんだけど」電話をするとか。
そのくらいのことをやらなきゃ、あの呆気に取られてから爆笑するような、そんなコンセプトの番組には出られないだろう。
そして、それは、放送は無理なんだろうね、ということで終わる。

しかし。渡部さんはガキ使で、そんな役割をやりきれたんだろうか、とも思う。

わたしはガキ使を、たまにしか見ないけれど。斎藤工はすごかったな、と思う。栗原類もすごかった。ああいう突き抜ける凄さを持っている人はすごいと思うし。そして渡部にはそのすごさを持てないのではないか、とか勝手に思った。

幻の「渡部ガキ使」になったということになるが。「ネットで知ってたわ」というオチがあったという話。つまり「出てきた」程度のインパクトだったのかなあ、とも。

「なんかこう、ぶっ飛ばすくらいのことができなかったものか」と息子が言う。いやあの人は芸人じゃなくてタレントだったんだろうよ、と。
そんなくだらん会話をしながら、今日の昼が過ぎていく。