リツエアクベバ

satomies’s diary

おばあちゃんの手

母方の祖母は、初孫が40代だった。わたしが生まれた時に50歳くらいだったと思う。

最近、ふと思うのだけれど。わたしが小さい時に、おばあちゃんの手で「おばあちゃんの手」をやっていて。
たぶん。わたしはその頃のおばあちゃんと同じくらいの年齢なのだなと思う。

それで。わたしはわたしの手で「おばあちゃんの手」をやってみる。
手の甲側の皮膚をつまんで引っ張るんだ。皮がつまめて、ちょっと上に引き上げられる。子どもの手はつまむと肉だったんだよな。おばあちゃんの手は皮っぽいんだ。

なんとなく、手の甲の皮を引っ張る。わたしの手も、年をとりましたね。でも、おばあちゃんを思い出せる手になったんだなとか思う。