リツエアクベバ

satomies’s diary

近所のおばちゃん

昨日は雨だったが、今日は晴れ。小さい子ども連れが家の前の道をよく通る。

今年は筍が出るのが遅かった。しかし小梅が早い。もうぼとぼとと落ち始めたので実をとる。夫が脚立を持ってきて実をとり、わたしがざるを夫にかかげる。小さい梅、よく洗って氷砂糖を同量にガラス瓶に入れて梅シロップを作る。

梅の木の枝の一本が、ちょっと前に折れて木から垂れ下がっていた。かすかにくっついていて完全には折れていない。その状態でなんとか生きていて葉もびっしりつけたままだった。なんとか生きているのが気になって、夫に切ってもらう。そのうち死んでしまう前にダメ元で鉢にさしたい。ここまで生きていたんだから、生きのびようぜと思う。

70センチくらいの枝を持って家に入ろうとしたら、向こうから2歳前くらいの男の子が転がるように走ってきた。少し坂になっている道をパタパタパタパタ転がるように走っている。その後ろを若い母親が追いかけているのだけれど、いまいち追いついていない。

枝を持った手を横にのばして「おかあさんが追いつけないよ」と通せんぼをした。坊やは減速してママにつかまる。「すみません、ありがとうございました」に、ただ笑顔で返す。ザ近所のおばちゃんの出現だ。あー、もうばあちゃんだよな、近所の。

後ろからゆっくりと男が歩いてくる。は?おまえ父親か?オマエが走れよ、とか思うがもちろん思うだけだけどね。でもさ、そう思ったんだよ、ザ近所のおばあちゃん。