リツエアクベバ

satomies’s diary

買い出し

肉が安いスーパーで肉類まとめて買う。金曜日から夫が休みに入った。木曜日に金土日と買った分が家族の腹に消えた。まだ連休は続く。

9時半過ぎに買い出しに出る準備をする。髪をまとめ、簡単な化粧をしてマスクを用意する。娘がそれをじっと見てる、じっと見つめる。それを視界に入れながら、見えてないふりをする。

ふとしたタイミングで、娘が自分の身支度をしようとする。ここで娘と向き合う。おかあさんは買い物に行く。おかあさんはひとりで行く。ちぃちゃんはあとでおかあさんとお出かけしよう。

娘はうなづいて。でもお茶買うだのパン買うだのとぶつぶつ言ってうるさい。わかってるよ、でもね。そんな呑気な買い物じゃないんだよ、今は。わたしが行こうとしてる店は。11時過ぎたらたぶん駐車場に入るのにも渋滞だ。

10時過ぎに到着。駐車場はスムーズに入れる。信号の青でわたしは先頭だった、入ってすぐのいい位置がちょうど空いてたので入れた。わたしの後から何台も何台も車が入ってくる。同じ青のタイミングでこんなに車が入る。これからどんどん混むんだろう。

肉、これから数日の献立を考えながら。連休だからね、酒美味いがベース。刺身もチョイス。ふたりや三人の客もいるにはいるが、単独行動がやっぱり多い。

最近増えたなと思うのが、スーパー内での電話。あれは?あーそれそれそれは買ったとか、なんとかがあるけどどうする?とか。

この店もそうだが、店のポイントカードを店員さんに渡さない店が増えた。カードのスキャンコードを店員さんに見せるように持ってスキャンしてもらう。他の店では自分でスライドしたりする。ああそうだ、この前行ったホームセンターは高齢の方がクレジットカードが使えなくて困っていた。サインで決済が紙やペンの行き来があるからとできなくなって、暗証番号を自分で押しての決済しかできない。このお客さんは暗証番号決済をしたことがないらしく暗証番号がわからない。現金を持ってきてない。お気の毒なばたばたで、最近あり得ることなんだろうなと思った。

大半の店がそうなったように、このスーパーもレジで透明なシートが下がっている。持ってきたカゴに詰めてくれるサービスは、やってくれる店とやってくれない店とある。そのうち全ての店がやらなくなるんだろうか。

ここのところ、買い物の大半をスマホ決済にしている。ポイントがどうとかではなく、現金に触りたくない。

ザ買い出し、のような買い物を終えて帰宅。冷蔵庫に肉を入れ、夫の実家に買ってきたもののいくつかを届けに行く。

帰ってきたわたしを見る娘が、わたしが娘を見るとすっと視線をかえて見てなかったふりをする。それからお茶買うだのパン買うだのと、またぶつぶつと繰り返す。

「おかあさんはこれからいろいろ用事をする。2時になったらちぃちゃんとまたお買い物に行こうね」。娘と向き合ってそう約束する。

散歩コースを歩いて、すいてるスーパーに娘を連れていく。帰りに大人三人と対面ですれちがう。男性二人が前で、少し後ろに女性。こちらは娘が前を歩き、わたしがその後を歩く。女性がなんとはなしに視線を娘に注ぐ様を見る。わたしも同じことをやっている。わたしは男性二人のひとりに同様の視線を向けていたから。たぶん知的障害伴う自閉系。

子どももそうだろうけれど、知的障害もつ大人の日常生活の変化もきつい。周囲に迷惑にならないよう、本人のストレスもためないよう、なんとか生活をやっていく。