リツエアクベバ

satomies’s diary

乱視が進んでます

視力はずっと良かった。ずっとずっと、視力検査で下の方のちっこいのまでばしばしと見えてた。「目がいいと老眼が早い」と聞いていたので、30後半くらいからビビってた。しかし。40代の半ばでわたしのところにやってきたのは「乱視」だった。
健康診断での視力検査で「読めるけど見づらい」ようになってきていた。「読めるけど見づらい」、検査のひらがなの文字が「読める」けれど、なんつーかこう、読むのにヨイショ的コンマ数秒が要るようになったというか。その意味がわからなかった。なんせ今まで「ずっと鮮明に見えている世界」しか知らなかったので。
よし、来たか、老眼、と構えたら、眼科医に「乱視」と告げられた。乱視? 「はいそうです、乱視です」。元々もっている軽い乱視の要素を自力でピント調節しているけれど、加齢によりこのピント調整にガタが来始める。そして「乱視がやってきましたよ」。このタイプはけっこういるんだそうだけれど、ネット上にその説明が見つけられない。老眼といえば普通のタイプの老眼の話しか出てこない。
「乱視です」と言われて「乱視の矯正を付加した『お手元メガネ』」、つまり老眼鏡を作った。長時間の読書やゆっくり新聞を読む時に使う。ただ、裸眼でも文庫本が読めた。つまり、目の負担を考えずにピント調節で「読める」ことだけを考えれば、そんなにはメガネは必需品ではなかった。
そこから数年経ったけれど、「お手元視力の悪化」は進んではいない。ピンクのメタルフレームの「老眼鏡」は「長時間の読書やゆっくり新聞を読む時に使う」。ただ、今も裸眼で文庫本は読める。
ただし。「遠くがぼんやり」が進んだ。この年になって今さら「近視」かとびっくり。でも見えにくいんだから仕方がない。だから「いわゆる普通の老眼」がこれ以上進まないのか? 束の間のストップをしているだけか? よくわからない。
それで「遠くが見えるメガネ」を作った。安売りメガネ屋の台頭をネット上の情報で知ったのがきっかけのひとつになり、去年の3月にZoffで作った。Zoffのサイトで型番入れて出した画像が↓。画像の色よりもうすこしモスグリーンっぽい「緑のヤツ」。


このメガネを作った翌月の自動車免許の更新時の視力検査は、メガネ無しでもすんなり通った。ただ、自分自身で以前の見え方とは違うということの自覚はある。特に夜間の信号の灯りの見え方は以前とは全く違う。車の運転にメガネを使うようにすることが増え、その後、ちょっとしたきっかけから「運転にはメガネ使用、車にメガネ常備」になった。運転席から何が見えているか、何が見えていたのか、ということが常に重要なんだなと思ったので。ということで、↑のメガネは「車に常駐」。常駐させないと、何十年もメガネ無しにやってきた人間はメガネを持って車に乗るのをカンペキに忘れてしまう。運転スタートして(あ、そうだ)と「メガネをかけて運転しよう」と思っていたことを思い出す。ダメじゃん、これはと常駐させることにした。
しかし視力の低下は一気に進んだ、と思う。これ、すごくはっきりわかるのが、実は「息子の部活の試合」。中三の引退試合の時「2009年7月の視力」と先日の試合「2011年の1月の視力」は歴然と違う。2009年の7月は、試合を観戦するのに何の不便も無かった。それが普通と思っていた2010年の春、体育館に足を踏み入れた時点で(ヤバい…)と思った。体育館の中の光景が、ボケてるんだよ、ボケてる。これで見えないのは「試合中の選手の表情」。遠くのギャラリー席からとかじゃない、フロアだフロア。「シーンシーンの細かい表情」が、今までは「見えて当たり前」だった。それがメガネ無しにはぜんぜんわかりまへんよと、ビックリ。試合中の選手の「表情」が見えないとおもしろくない。つか、話にならん。この日は念の為にメガネを持参。これでしょ、この世界でしょう、こうじゃなきゃダメでしょ、とか思った。
ということで、っていうか、自分がメガネが要るってことに浮かれとんのか? またメガネ作った。安売りメガネ屋は楽しいね。またZoffで作ったのに特に理由は無い。なんとなく立ち寄ったりする別の安売りメガネ屋に欲しいフレームが特に無かったこととか、Zoffのこのフレームが「好き」って感じだったこととか。衝動買いに近かったかもしれない。それが2010年の秋。フレームが青、サイドは「デニムのプリント」だそうで要はジーンズメガネ? みたいなヤツ。

そして2011年の1月、今週の日曜の試合、↑のメガネ使用。見え見え視界で試合を見ながら思った。わたしは息子のそしてこの子たちの「試合の中のシーンシーンの細かい表情」を見に行ってるんだろうなあきっと。いやきっとじゃない多分絶対。だって見所ソコだもんね。

その時にそれを見ないようにしながら、なんとも言えない顔をするんだ「ブチョー」。
2011年1月9日更新分/「部活の試合」