リツエアクベバ

satomies’s diary

小林繁さん

突然の訃報。びっくりした。
子どもがまだ生まれる前、一日の終わりに見るニュース番組で野球解説をやっていたのが小林氏だった。この方の解説がおもしろくて、この頃わたしは、よく野球の試合を見ていた。自分が見た試合を小林氏がどんな風に語るのかが楽しみだった。
「いい仕事をしましたね」という言葉をよく覚えている。プロ野球選手がプロの試合で活躍したときに「仕事」という言葉を使うのか、と、わたしは小林氏に教えてもらった。
江川の引退の時のことをよく覚えている。話す言葉に熱があった。自分が江川の引退を語ることが注目されることだと充分認識し、その上で熱っぽく語っていたのが印象に残っている。
解説者としてテレビで見ていたとき、離婚後の独身であったという記憶。ニュース番組からレギュラーを降りるときに、これからどこへ行くのか、という感じだった。番組の最後に黒いコートを着た姿で去っていく映像が流れたような記憶。その演出的な映像に、離婚後の独身という境遇がノスタルジックな感じをプラスされていたような感じ。明日から同じ時刻に彼はもう出てこないのかと思うと淋しかった。訃報では喪主が奥様ということだったので、再婚されていたのかと思う。お一人で亡くなられたのではないということに、なんだか安堵。
小林繁氏関連のものを、ばばばとブックマーク。

http://b.hatena.ne.jp/satomies/20100118

離婚に関して、「空白の一日」が関わっていたこと。「空白の一日」の騒動のまっただ中で、夫婦の危機があったこと。その危機を越えられなかったこと。あの時代に携帯があったら変わっていたんだろうか、と思う。
Youtubeで小林氏が話すのを聞きながら、そうそう、と思う。この人、ちょっとラ行が個性的なんだよね。懐かしく思い出す。Youtubeで小林氏の解説の動画が出てこないのを残念に思う。
今日見つけた中で、小林氏が一番たくさん話している動画をリンク。彼の発する言葉の一言一言がいろんな意味で、わたしの印象に残っている小林氏らしいと思った。心からご冥福をお祈りします。