西田敏行氏が亡くなった。
このニュースの街の声で「親戚のおじさんが亡くなったみたい」というものがあって。ああ、わかるなあと思った。
子どもの頃には、よく知らない人の訃報はピンとこないものだったが。大人になり、年を重ねると、有名人の訃報は自分の人生の景色とつながるような気がする。
最近は、母に近い年齢の人の訃報が気になる。その年齢まで生きて、最期をどんな感じで迎えたのかとか。
自分より年下の人間が「老衰」で亡くなるのは、どんな気持ちになるんだろう。
わたしはそこまで生きられるのだろうか。
など、「みんなの親戚のおじさんみたいな感じの人」の遺影をテレビで見ながらつらつらと思う。