リツエアクベバ

satomies’s diary

ご婦人とお話し

舅の訃報が喪中葉書で伝わっていく。昨日、舅の従兄のご家族から電話があったと義妹が言ってた。「お見舞いにもいけなくて」「コロナでご連絡もさしあげなくて」。今年らしい。

今日、うちにご婦人からお電話。舅の職場の友人の奥様だそうだ。双方夫婦ぐるみでおつきあいがあったとのお話で、姑のことをちゃん呼びでなんかほっこりした。姑は早くに逝き、先方のご主人もすでに鬼籍。お仲間はどんどん旅立ち、うちだけでなく同じお仲間の喪中葉書が次々に届くと。

同世代の喪中葉書がどんどん届くというのは辛いだろうな、と聞いていて思う。

「どんな形で?」と尋ねられたので、「昨年入退院を繰り返して、今年の始めから在宅介護が開始」「夏あたりから眠る時間が増えて、ゆっくりと」「老衰」などとお話しする。お話ししながら、急に切なくなってしまっていわゆるそういう声が出る。要は泣きそうになるわけで、自分。そしてそれが先方にちゃんと伝わってしまう。
いや、そんなの「美しい会話」として出来過ぎだ。とか思っておたおたする。

縁が切れる。このご婦人とわたしはもう接点はなくなるだろう。一生に一度の会話。「お話しできてよかったわ」と言われたので、なんというか、とりあえずよかった。