リツエアクベバ

satomies’s diary

さてさてさてさて、さてさて〜

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ふは、にぎやかでびっくり。このにぎやかさに関してやもろもろは以下のコメントが自分の気持ちかも、と。

http://d.hatena.ne.jp/satomies/20081002/p1#c1223072721

あ、そうそう、一個だけ意見表明。

不安定という通告があった場合、生徒の問題行動を阻止できることが教師の要件なのね。
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「問題行動が常態となっている生徒において、不安定であるという連絡が家庭からあった場合、生徒の問題行動が起きうると想定することを前提にその日の動きを考える」ということが、知的障害対象の特別支援学校の「担任チーム」には必要なことだと思いますよ、わたしは。本人のためにも周囲のためにもね。
「担任チーム」。生徒数に比較して、教員の配置はマンツーか2対1でなされていますので、担任チームのその日の動線も、重要な要素だとも思います。
養護学校って。縁が無い人が見学をすると、最初の印象は「教室の中に子どもちょびっと、大人がぞろぞろ」ってものだと思う。そういう状況も関係してくるよね。
子どもの行動で保護者が謝罪を入れること。これはごく一般的に言って「常識的」といえることだと思う。ただなあ、他者に謝罪をし続けなければならない状態の子ども、というところでは。わたしはどんなもんかなあとも思う。
いや、やった方がいいんでしょう、それは。やった方がいいんだと思う。でも「謝罪をし続けなければならない状況のネガティブさ」には、やっぱり配慮は払いたいと思う。わたしはね。
そういや先日、息子の行動で謝罪ってやりましたよわたし。もうホント、恥ずかしい。息子の部屋に制服のズボンが3本あったの見つけたんだもの、2本しか持ってないのに。
部活の着替えで脱いだズボンを、誰かがまちがえて息子のカバンに突っ込んだ。そしてそれを気づかず持って帰ってきてしまった。息子本人で解決できず、その「持って帰った」から二ヶ月も経過していた、と。
アホーアホーアホーと叫びながら、部活の連絡網を使って虱潰しにさがしまくる、誰のズボンなのか。該当者を発見、ずびまぜんでじだ〜〜〜〜、と、謝罪の嵐。優しいお母様で助かりました〜〜〜。ホント助かったよ。もう既に新しいの買っちゃってたからね、万って金が動いてたんだけど「三年生で、背が伸びて、もう裾もつんつるてんだったからいいチャンスだった」とか言われて、もう涙モン。平身低頭。お金も何もいらないって強く言われて、この子の卒業時にお祝いを送ることにさせていただきました。
さてさてさて。娘が小学校のとき、学区の小学校の障害児学級にいた娘は交流級で毎日毎日、イジメっていうんですか?みたいなことに遭遇していたことがありまして。
毎朝ね、登校してランドセルを障害児学級に置くと、そのまま交流級に行くの。朝の時間から「朝の会」の終了までそこに在籍。授業によってはそのまま一時間目もそこで受ける。机も席もそこには娘の分はしっかりある。交流級の子どもたちは「ちぃちゃんはウチのクラス」と普通に言う環境。
で。毎朝とことこと障害児学級から交流級の廊下を歩いていると、その子はやってきまして。「オレのクラスに入るな」と。教室に入ると「オマエの席は無い」と。まあその他いろいろ。
なんだか報告受けていたんだけど、娘のその状況や様子を見ると全く動じてなかったので「様子をみましょう」と。で、様子を見ていると、まあ娘らしくてなんだかおもしろく。
やたらに周囲に報告した話があって。
ある朝、いつものようにとことこと娘が交流級の教室に入っていくと、娘の席にその子がどっかと腰を下ろし「オマエの席なんて無いんだ」と。
ちらっとその子のその様子を見た娘は、(そか、ここには座れないんだ)と思ったのかどうか知らんが、自分がもっていた布製の手提げバッグからもそもそとお気に入りの絵本を出して自分の机におき、机の脇に立ったまま、その絵本のページを何事もないような様子でめくり始めた。
怒ったその子はその絵本を机からたたき落とした。それをちらっと見た娘は。どうするかと思ったら、また手提げバッグから別の絵本を出して机に置いたんだ。そしてまた、何事も無かったようにそのページをめくり始めた。廊下でこの様子を見ていたわたし。心配より娘の大物ぶりにウケまくってました。
まあこのときもその頃も、いろんなことあった、いろいろ。娘がこの子に対して向ける態度は終始一貫して変わらず。この子に対して「友達」と位置づけているような感じ。特に媚びもせずへつらいもせず脅えもせず。
そしてこの子はその年の10月のある一日に、休み時間を全部潰してこつこつともそもそと自分の机でなにやら作ってまして。何を作ってたかっていうと、娘に対しての誕生日のカードとプレゼント。誰に指導されたわけでもなく。誕生日はこの子が担任に聞いたんだって。
この子ね、学校がね、つらかったって。だから「先生がいっぱい付いてるちぃちゃんがうらやましかった」んだって。
で、先方のかーちゃん。わたしはこの子とのなんやらは、障害児学級の担任と交流級の担任とそれなりに話し合ったりはしていたけれど。特に先方のかーちゃんがどうってことは、それはこの子が学校に対して落ち着かないことの線で交流級の担任の先生の分野だと思っていたので、特に気にもせず。
それがさ、学校のちょいとした行事でこの子のかーちゃんと会いまして。「○○くんのおかあさん、来てる?」と周囲に聞くと、あそこだと教えられたので、とことこ行って「○○くんのおかあさん、こんにちは〜」と、自分の名前を名乗りながら言ったんだ。
そしたら、はっとした顔をして、そしてその場で泣き崩れた。謝ろうと謝ろうと、どんなに思っていたか。勇気が無かった、って。
(うぎゃお、想定外)って思いましたよ、わたしは。(ヤバい、変な自己紹介をするんじゃなかった)って。じゃ、自己紹介なんてするなよってことなんだけど、なんつーか、基本の特性がフレンドリーなモンだから、つい…。いや、迷惑かけたと思ったこのとき。
「だいじょぶです〜、解決してるから〜」って。障害児学級の担任と交流級の担任と、娘の様子を見ながらミーティングを重ねていたしね。そういうのって、こっちのかーちゃんには報告が無かったんだなあって気の毒だった。いや報告はあったのかもしれないけれど、この子の娘に対しての加害の方ばかり、このかーちゃんには聞こえていたのかも、とも。交流級の担任も、その子の母親に謝罪プレッシャーを与えるような先生じゃなかったもの。
大事なことは解決に向かう線なんじゃないかなあ、と思う。その線が存在してるかどうか、ってことなんじゃないかなあと思う。
この、娘が小1の頃のことは。その線が確実に存在していたので、速攻で解決しなくても学校に対して信頼感はあったし。それでもって、学校に対して信頼感があったから、向こうから謝罪があるかどうかってことはあんまり気にならなかった。