リツエアクベバ

satomies’s diary

ふむふむ

ううむ、と思う(2008年10月2日更新分)

学校に所用。もそもそとPTAお仕事をこなしつつ、昼食時に別の学年の他害傾向のあるあった子の親に、他害の時の対処等聞く。解決に問題無い場合は、被害に遭った子に対しての学校からの連絡の「上手さ」が関連している等の印象。
謝罪に関しては。自分の謝罪で今後も全て解決するのならばいいけれど、要は再発をどう防げるかどうかという態勢にあるかどうかということが重要と。それから他害行為が発生するまでの「線」を、どう丁寧に見ていたかということも気になると。興奮の理由になることやその「芽」の部分に対して、気になるところもあると。そこの視点の報告が無く、オタクのお子さんがやっちまいましたよ、では、その後もやっぱり怖いと思うと。ふむふむと聞き入る。
保健室に来たときにどんな感じだったか聞きに、保健室に行く。しゃくりあげて泣いていた、と。「そんな風には滅多に泣く子じゃないんだ」と言うと、保健室の先生は「あんな風な泣き方をちぃちゃんがするのはわたしも初めて見たので、ちょっと驚いた。先生も『こんな泣き方をする子じゃない』と言っていた。よほど怖い思いをしたのではないかと、手当よりもメンタル的なケアという感じだった」とのこと。
「でも、それがね」と続く話。へえほうふむふむとわたしもびっくり。赤みがあるところを冷やし、しゃくりあげて泣くのを見守り。そうしたら、ひとしきり泣いて。そしてふっとしゃくりあげて泣くのをやめたかと思ったら、深呼吸して「オシマイ」と言ったと。そうやって自分で気持ちを切り替えて、すっと立ち上がって「しつれいします」と教室に帰ろうとした、と。「いやいやちぃちゃん、先生がお迎えに来るまでもうちょっとゆっくりしてようか」と言うと、にっこりと座り直したと。要は解決してるってことだ。
でもって本人が痛いというところは聞いても答えなかったと。「おお、ウチでは自分でココとココだと教えてくれましたよ」と言うと、「学校では我慢してたのかもね」と。なぜ我慢していたか。それは言えなかったのではなく言わなかったのではないか、とも思う。思うけど、まあ、本人の言語能力の問題もあり、真相は不明。

先生にもっていくのもどうかなあ。/法令データ検索日誌
瞬間移動能力がある先生でなければ、この手の事故は防げないように思いますが・・・

「瞬間移動能力」という言葉にふふふと思いつつ、まあそうだよな、と思う。
いやそのなんだ、と思うのは。娘を入れた保育園の姿勢がわたしの中にはしっかり基本線としてあるのだなあということ。子ども同士のトラブルで「外傷」が発生した場合、連絡は園長から入り「お預かりしている時間に起きたことはこちらの責任です」と。そして現場からの報告は丁寧だった。保育時間の責任は現場にあると。そういう姿勢を常に感じる線があり、それはそれで、そこに預ける信頼というものを感じていたなあと思う。これは障害児枠だけではなく、ごく普通の幼児でも同様だった。かなりやんちゃなお子さんがいても、親同士のトラブルは耳にしたことは無かった。ああ、わたしはあの園長の影響を受けてるんだな、きっとね。

追記

夕刻、学年主任から電話アリ。今日の放課後、この件についてクラスと学年で会議。その後先方のおかあさまに「不安定なことを伝えられていたにも関わらず、防ぐことができなくてご心配をおかけした」とお電話されたそうで。
で、その後でそのお電話の報告と共にウチに電話。昨日よりも詳しい状況説明と、どんな状態だったらば防げたことだという会議での考察も報告を受ける。立ち位置としてここに教員がいたら防げたと、具体的な話。
娘がしゃくりあげて泣いていたことに対しては、あの子がここまで泣く、と、出来事を強く認識させられるには充分だったと。「ちぃちゃんがあそこまで泣く」と話すその先生の声が、聞いていてわたしもじんとした。保健室の「オシマイ」の話は先生は知らなかったので、これこれこういうことだと聞きましたよ、と伝える。先生、その話を「ちぃちゃんだよなあ」と言いながら、「あそこまで泣かせた」と戻るので、だいじょぶだいじょぶ、と伝える。
もろもろ話しつつもろもろ聞きつつ、「わあすごい、話し合っていただけるってのはすごい安心感があります〜」と、ぱちぱちぱち。先生たちにありがとう。