リツエアクベバ

satomies’s diary

入学式に出た

娘の通う特別支援学校の入学式に出た。保護者席ではなく来賓席。今年度、在校生の保護者のボスに担ぎ出されたから。ボスとしての挨拶をすることにもなっていたわけで。
特別支援学校の式典。小学部から高等部までいっしょの入学式。式典に列席していることが苦痛な子も多い。大人の挨拶なんてのはさ、オレがいいこと言ってやろう的ベラしゃべりは、まあ迷惑な場合も多いよねと。だからそこでのスピーチってのは「おめでとう」ってこと自体がちゃんと伝わればいいなあと、そんな風に思ってた。それが伝わればいいんだよね、って。
校長先生のご挨拶。児童・生徒の心に届く、ということを主目的にされていることが聞いていてよくわかるご挨拶だった。ゆっくりとした言葉の運びは小学部の子どもにきつくないだろうと思ったし、その内容は中学部、高等部の生徒に向けての言葉もきちんと並べられていた。そうした細部への心遣いが聞いていてよくわかるようなご挨拶だった。
名前を呼ばれて前へ進む。見通しのいい来賓席から一人一人の晴れがましい姿をながめながら、おめでとう、おめでとう、ってずっと思っていたので、おめでとうってステキだなあとそんな風に気持ちがいっていて、にっこにこでのご挨拶になった。
「今日入学されたみなさん、ご入学おめでとうございます。おめでとう、おめでとう、おめでとう。今日はその言葉を心に受け止めて、たくさん味わってください。明日から新しい日々が始まります。一日一日、大切に学んでいきましょう。」
やっぱりさ、たんたんたんたん誕生日、って歌の「みんながわたしにおめでとう」ってとこが、わたしは好きなんだな。
ペパーミントグリーンの、春っぽいスーツ着てったの。数年前に買ったものだが、ユーズドで2千円だったとは列席者の誰も気づくまい。うっしっし。
入学式が終わったら、中三のときの担任の先生が来てくださって。保護者席に座らせていた娘をながめていたそうで。「ちぃちゃん、おかあさんのご挨拶にたくさん拍手してましたよ」って、そう言いに来てくれた。ちぃちゃん、ちぃちゃん、かーちゃん今日、がんばったよ。