リツエアクベバ

satomies’s diary

沈丁花

数年くらい前に、ふと(あれ?)と思った。沈丁花って花、あったよな。道を歩いていてこの花の香りがすると、もうすぐ春が来るんだなと思った。そういう原風景みたいなものが自分の中にある。小学校の行き帰り時みたいな。あれ?もう何年も沈丁花って見てないな。

夫に聞いた。沈丁花って、珍しくもないくらいそこらじゅうにふつうにあったような気がするんだけど。夫が「ああ」と。「確かに見なくなったね」。庭木には流行り廃りみたいなものがあるんだろうか。

あの香りが懐かしいなと思った。見つけたら買おうかなと思っていた。この前、売っていたのを見た。買った。記憶の中の沈丁花の葉は斑入りじゃなかったけれど、斑入りの葉は好きなので即買いしてしまった。小さい鉢で780円。沈丁花の値段自体はよく知らないが、わたしにしてはちょっといいお値段だった。

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人が通る場所に出した。道に向かって香るといいな。