リツエアクベバ

satomies’s diary

今日はデート

 娘は今日から二泊三日で宿泊学習に出発。本人むちゃくちゃ楽しみにしていて朝から「おとまり!」とゴキゲン。今日は車で学校まで送る。停車しているでかい観光バスを見て「ばす!」と喜ぶ。こういう顔が見たくて学校まで送ったんだよなあと思う。
 クラスの先生と二言三言会話をして、帰るために駐車場へ。駐車場で車の誘導をしている副校長に朝の挨拶。おはようございます、あのねあのね、今日ちぃちゃん宿泊に行くから送って帰ったらデートするの!「弟さんは?」今日部活で半日いないの、だからデートするの!
 車を出すとき、窓をあけて、副校長に失礼します〜と言って出るつもりだったのだけど、口をついて出てきたのは「いってきま〜す」。副校長は「楽しんでくるんだよ〜」と手を振って見送ってくれる。
 夫とデート。今まで数時間のデートは機会があるときにたまにしてたけど、映画のデートは子どもが生まれてから初めて。わ〜い。おててつないで歩いて、コーヒー飲んで、映画観て、お食事して夫とデート。わ〜い。
 土曜日にダウン症児関連のイベントに参加。ねえねえねえ、と仲間に聞く。月曜日にデートするの、ペアシートがある映画館知らない?知らない?行きたいのよ。
 ああなんとかかんとかって映画館にはあるよ、どこどこだよ、なんて教えてもらう。わ〜い。夫のとこに走っていって、あのねあのね、なんとかかんとかの映画館にペアシートがあるって、行きたいの。なんつってたら一人つつ〜っと寄ってきて「アタシも月曜日空いてるんだけど、映画観にいこっかな〜」。ふうん行けば〜、と冷たく答える。そんな茶々に愛想ふりまいてる余裕なんて無いぜ、そうそう持てない機会なんだから。
 結局ペアシートのある映画館は、上映時間がスケジュールに合わず断念。午前中からの上映はすいてた。娘と映画を観るときは障害者割引の「介助者割引」で千円だけど、今日は普通に1800円。割引無しの普通の人の料金で、そんな些細なことにさえ「デートだ」と思う。二人で3600円だったけど、あと半年も過ぎると「夫婦割引」で二人で2000円になることにチケット売り場で気づく。ねえ来年は二人で2000円だね、ねえ来年は二人で2000円だね、と連呼。あと半年も過ぎれば自分は50歳になるのだということを、こんな風に妻にうれしそうに連呼されて夫は苦笑気味。あははのは。
 とりあえず。来年になったら夫婦割引で二人で2000円でなおかつペアシートってのが小さな夢になりそう。実現させたいぜ。