リツエアクベバ

satomies’s diary

今年のサンタ

 サンタ話題で去年さんざんネタにした息子。今年は6年生でもう中学のことが念頭に出てくる時期になった息子。身長も150センチを超えた息子。少年の声も残りわずかな息子。「今日は絶対寝ない。サンタを写真に撮るんだ。」と言って、携帯を握りしめて寝ました。
 今年はほとほとどうしていいかわからなかったよ、素直なボクめ。義妹もまいったね、と言う。サンタはいるのかと聞かれたから、おじいちゃんがサンタだと答えると、何言ってんだサンタはおじいちゃんだよ、と、まともに切り替えされて絶句するしかなかったよ、と。おじいちゃんの財布がサンタだとは、あの顔で言われたらどうにも言えないじゃないか、と。解説? 何度もやろうと思ったけどできね〜よ、今のアイツには。どんな言い方したって、天下の大悪党になる勇気が必要だよ、だってどんな言い方したって、そんな感じになりそうなんだもの、などと義妹と話す。去年姑の病床でもそんな話題で3人で話してたね、などとしばし姑の在りし日の回想を二人で。そして話は戻り、なんだってあんな強力なサンタ信者ができあがったのよ、なんて言ったのよ、普通だよ普通、ホント普通の親が幼児にやる程度以上のことはやってないよわたし。だいたいサンタのプレゼントのリクエスト場所が義妹なんだから、アンタがサンタの秘書じゃないか、その辺でだってさ〜〜、などと義妹にちょびっと責任を押しつけたり。そうなんだよ、そこに疑問を持たれて質問されたことなんてのが無いのも不思議なんだよね、と義妹。
 サンタがプレゼントを置いていく我が家の定位置である150センチの高さのクリスマス・ツリー。今年はな〜んとなく出すのを夫婦でめんどくさがっていたら息子が真面目に抗議。あのツリーが無いと、サンタが置き場所に困る、と。んじゃオマエがツリーを設置しろ、と。一生懸命組み立ててましたね、でかいツリー。娘が喜んで、おおゴメンアンタが喜ぶのを忘れてたよ、なんぞと。ツリーができあがったら、娘は早速ぬいぐるみの大群をツリーのそばに持ち込み、パーティーを開始。サンタのかっこうをしたプーサンがいわゆる上座で、クリスマス絵本なんぞも並べながら。
 夫に言う、この間レインマンをいっしょに見ていて、トム・クルーズのベッドシーンをいっしょに見ることになってしまったよ。いつもなんでもなんだかんだ聞いてくる子が何も聞いてこずに見ていたよ。そういや去年だったかに友達に聞いてきただのなんだのと、家の中でセックスセックス連呼したときに、誰にどういう風に聞いたんだ、おかあさんがゆっくりじっくり教えてやろうと言ったら慌てて逃げて、二度とセックスという単語を口にしなくなったよ。ちぃちゃんが初潮の頃に、知的障害者用の平仮名主体で図解いっぱいのわかりやすい性教育本をもってきて、姉の体の変化からなにからまともに全部教えたことを思い出したのか。その後もその本を使って、息子に今後起きるだろう第二次性徴まで全部教えてあるってことが影響してるのか。そうやってまともに全部親から聞くってことから逃げたとしか思えない反応で、まあその反応ってのはある意味まともなんじゃないかとも思ったのだけれど、セックスがどうだなどと言ったりしてる子が、ヤングジャンプのグラビアをこっそり破り取ってテメーのベッドに持ち込んだりしてるガキがサンタがどうのってのは、アンバランスにまいるぜ、なんてこと。
 今朝起きてみたら、早朝に起きだしていた息子がすでに「サンタのプレゼント」のカービィで遊んでいるわけで。ああ見逃した、最後であろう「サンタさんありがとう」の叫びってヤツを。これはこれで非常に残念。「おかあさん来たよ来たよサンタが来たよ」ってのは、去年が最後になったのか。さんざんブログでネタにして、自分の中の記憶にも濃く収まったってことにしておいてよかったなんぞと思う。
 息子によれば、サンタは小学生のところにしか来ないんだそうだ。サンタは子どものものだからだそうだ。だから今年が「写真に撮る」最後の機会だったんだそうだ。頑張って起きていようと思ったのに寝ちゃったよ、なんだそうだ。まあイブの帰宅も遅かったしね。息子のサンタはどうやらそういう終わり方になりそうです。
 で、クリスマスのケーキってヤツ。ガキ共が小さいときには買ったけど、今は買わない。イブは外出で外食と電飾を楽しむのがここ数年の流れ。そして25日にスーパーに行って、手作りクリスマスケーキのトッピングが全て半額になったのを買い込み、家でケーキを作るんだよん。ケーキの上には赤札サンタ。
*関連エントリ:サンタの存在/S嬢のPC日記