リツエアクベバ

satomies’s diary

続:中絶アレコレ

 恐縮です。わ〜い、なんかほめられちゃったの?と喜びました。ありがとう。
 「続:中絶アレコレ」は、赤ちゃんのママと待ち合わせている日の朝に入れました。
 赤ちゃんはふわふわでかわいかった。抱くと赤ん坊の匂いがした。太ってるとママは気にしていたのだけれど、それは問題の無い状態で、見た状態で「だいじょうぶ」と言えて良かったと思った。やせてちっこい赤ちゃんが多いダウン症児の中じゃそりゃ大きい方だけど、たいして騒ぐ程度でもなく、普通の赤ちゃんの一群だったら簡単に紛れ込みそうな程度の太り方。
 ダウン症の赤ちゃんで母乳をうまくあげられて、そしてこんな風にぷくぷくの状態になる、ってことはすごいことなんだよと伝える。飲み方が下手で飲む体力にも限界のあるダウン症の赤ちゃんが母乳を飲むことに四苦八苦しながら昏睡のように眠ってばかりいるうちに、たいがいの母乳は出なくなってしまう。その中で母乳でこんなにぷくぷくってすごい。なんて言いながら、ふわふわの赤ちゃんの感触を楽しむ。
 体重の重さがただでさえゆっくりと進む運動機能の発達に影響する、なんていう心配もあると思う。実際そういう風に脅かすかのように言ってくる専門家もたまに存在する。でも運動機能の発達のカギになるのは「動きやすさ」よりも「動きたい」という気持ち。「動きたい」という気持ちが育っていくような自然な環境がありさえすれば、ダウン症の赤ちゃんでダルマのようにぶくぶく状態でも、動き始めて動くうちにしまってくる、なんて例もたくさんある。気にし過ぎないでだいじょうぶ。心配することがイコールで解決になることばかりじゃない。気にしないでにこにことしている状態が生み出すプラスもたくさんある。
 ひとつまたひとつと生まれてくる不安に対して、たとえどんな小さなものでも「だいじょうぶ」という方向に向かう扉を探し続けられる。そんな知識と思考と経験というものを持っていたい。