リツエアクベバ

satomies’s diary

たくあん

昨日、実家に行ったときに母が「たくあん食べる?」と聞いた。即答で「食べない」と返した。

たくあんは、蕎麦屋とか弁当とかの付け合わせで出されれば食べるが。別にうまいとも思わないし、無くていい。わたしにはその程度のものでしかない。

「食べない」と返したら、ちょっと困った顔をしたので「困ってるの?」と聞いたらうなづく。つまり、くれる人がいるが持て余しているからなんとかしてくれということだ。「わかった、もらっていく、食べるよ」と言うとほっとした顔をする。
もう、いただくのは二回目で。いらないと言えないのだそうだ。

たくあんが食卓に欠かせないうち、というのがあるんだろう。相手にとってはとても好意なのだろうと思う。しかしそういえばわたしか育ったうちの食卓には、漬物の範囲にいわゆるたくあんは無かった。

さて。持ち帰ったたくあんは立派な大根一本だった。黄色くはない、自然な色に漬けあがっている。味も強くない。上ものだと思う。しかし、好きでもないので美味いとも思わない。ポリポリと食べ、ふむと思う。ふつうに消費は無理だ。なんせ、わたしの糠漬けは美味い。わたしの糠漬けを前にして、漬物としてこちらに箸はいかない。

とりあえず薄切りにしたものを、さらに細かく刻む。これはアレンジしたほうがいい。

キャベツの千切りと和えてサラダが美味い。あと、なるほどと思ったのが味噌汁。ええいと放り込んだら、意外にも美味かった。

「キャベツ たくあん」「味噌汁 たくあん」で検索する。やってるやってる、なるほどと思う。「たくあん アレンジ」で人の知恵を借りようと思う。単にわたし自身がたくあんと合わないだけで、このたくあん自体はなんというか「ちゃんとしてる」。美味しくいただきたいと思う。