リツエアクベバ

satomies’s diary

ハイチェアに座る

観たかった映画を、amazon primeで観た。

www.phantom-film.com

観たかった理由

もう終了したラジオ番組の「大倉くんと高橋くん」のヘビーリスナーだった。このラジオで、撮影時、撮影後の話がよく出てきていた。

いわゆる「BL」もの

萩尾望都などの有名どころの漫画を除けば、特に縁がなく生きてきた。「おっさんずラブ」がほぼ初めてみたいなもの。
おっさんずラブ」に関しては、「牧」の魅力で観ていたようなもの。「牧」のいない続編は第一話の後観ていない。初回でなんか、二匹目のドジョウ狙いのあざとさを感じておしまいにしてしまった。

「ラブシーン」について

この映画を映画館で観る勇気は無いし、テレビも無理。タブレットでひっそり観る、ヤバい。唾液混じりな音もハード。
しかし。ハードな音を伴うハードな映像に、細かなところまで「心理描写の意味」がある。これはすごいと思うし、「映画だ」ということにリスペクトとしか言いようがない。

パンツ

細かな映像ひとつひとつに、心理や伏線がてんこ盛りなのだが。パンツの使い方もうまい。
しかしラブシーンにおいて生ケツ満載なこの映画で、ラスト近くの「他の男」とのベッドシーンでしっかりパンツ履いている意味。いろいろ考える。いや、意味なくあそこでパンツ履かせてるはずかない。と確信するほど、この映画は細部にこだわっていると思う。

*「女」のキャスティング

主役二人もそうなのだが。とにかくキャスティングがうまい。「女」のキャスティングも、キャラや容姿にかなりこだわりはあると思う。
特に結婚寸前までいってフラれる女性。この女優の「声質」が、この役のキャスティングとして素晴らしいと思う。あの役は、あの声だからこそ、みたいなところはすごく思った。

ハイチェア

この映画においての魅力的な小道具。恋する少年の宿木であり、君ではないんだなの小道具であり、待つ決意の居場所でもあるというか。
なんだかラスト20分を何度も観てしまうので、「あんな椅子が欲しい」と思ってしまう。
全然別物だけれど「ちょっとハイチェア」が実家にあって。ずいぶん前から義妹が「いらない、いらない」「あげる、あげる」を連呼していた。「いらない、いらない」で返していたが。今日「ほしい」と言って持ち帰った。
キッチンにおいて、なんとなく座る。ゴキゲン。