リツエアクベバ

satomies’s diary

母と電話

「あなたたちが来ないと、なにも買う気にならない」

今年の年末も年始も、母のところには行かない。東京の数字もひどいし、神奈川の数字も横浜の数字もかなりヤバい。
そしてそれだけではなく、夫は怪我人で。夫は行動に不自由しているのでおいてはいけない。

「あなたたちが来ないと、なにも買う気にならない」

そうだろうなと思う。そんな思いをしている「親」は、日本中にたくさんいるんだろうと思う。

「あなたたちが来ないと、なにも買う気にならない」

これを口頭で言われたら、気持ちはわかるがそうは言ってもと返答に困りげんなりするかもしれない。
母がこれを言ってきたのはメールだったので、電話を入れた。夫が入院してからなんだかんだと忙しく、すっかり母を後回しにしてしまった。

いわゆる「なんにもしないおとうさん」が不在でも、それはどうってことはないのかもしれないが。夫は「家事もやるし、庭も植木と生垣も、もうバリバリ」で。彼が動かないとかなりの分量でこちらの仕事が増える。師走なんてもうマジそれ。

とりあえず、師走仕事は終えたし、いろいろひと段落した。母に電話した。

「それでね」
「話は飛ぶんだけど」
「全然ちがう話なんだけど」

母がイキイキとたくさん話す。もっと電話しなきゃいけなかったなあと思う。まあ振り返っても仕方がない。行けない分、また時間作ろうと思った。