リツエアクベバ

satomies’s diary

音楽イベント

駅前広場で音楽イベントあり。知人がステージで歌うということでお誘いをうけて、聴きに行く。

会場のお客さんに知っている人を見つけて、声をかけに行く。
「こんにちは。お久しぶりです」
戸惑った顔をされたので、マスクを引っ張って顔を見せる。
「あら!お久しぶり」

いわゆる知的障害親の先輩。お子さんはステージ近くに陣取り、お母様は後方で離れてお嬢さんを見守っていらした。

お話をしながら、相手がわたしに「まあ、ありがとう」「ありがとうね」と繰り返す。
夫のところに戻り、「なんかやたらにやたらにお礼を言われたんだけど、なんでだろ」と話す。「見つけて声をかけてくれてうれしい、ってことなんじゃないかな。うれしそうだったよ」と言う。
よくわからないけれど、この穏やかなご婦人に久しぶりにお会いできて、わたしは嬉しかった。
お嬢さんが音楽イベントが好きで楽しみにされていたんだそうだ。

近くにも見たような顔のお嬢さんがいらして。でも親御さんらしきひとは知らん人だし。と思ったら、胸に名札のカードを下げていて。ああ、ヘルパーさんかと。
休日の余暇に、音楽イベントに連れて行きます支援らしい。

夜、今日ステージに立った知人と話す。
「前の方にいた、40代くらいの女の人、わかった?」と聞くと、「あの、障害ある方ですか?」と。そうそう。他にも知っている人がヘルパーさんと来ていた。知らない人でやっぱりヘルパーさんとペアの人は他にもいたよ。

「街のステージで、いろいろな人が参加してくれたのだなあと思いました」と彼女が言う。
そうだなあと。気軽に聴きにいける音楽イベントは、障害がある人にとってありがたいのだろうなあと思った。