リツエアクベバ

satomies’s diary

リフォームトラブル

損傷した床をはがし、新しい床をはり。シンクを設置した。
今まで使っていたシンクはタカラだった。タカラの製品がウクライナなんとかで、製品がいつ入るかわからない。同じものをリクシルで、ということになっていた。

設置してみたら、キッチンセットの横幅は同じなのだが。シンクの位置が右に大きくずれていて、シンクの中央に位置するはずの水栓の配管の位置が左にずれた。

こんなことは聞いていない。他にもひとつ、納得いかない工事箇所があり。大工さんが建設会社の社長に電話して、わたしが電話をかわって彼にキレた。

配管の工事をして、水栓を中央にする追加工事が必要になった。必要になるお金を含めて、何をどういうスケジュールでどうするか。
社長の指示が必要になるのだが、今日は彼は出張で動けない。とりあえず、シンクまわりの水道工事やパネル貼りに関して工程は待機、ストップということになった。
今日くるはずだった水道屋さんは来ないことになり、大工さんはシンクまわりではない部分のパネルを貼って、今日の工事は終了した。

キレはしたが。ずっと落とし所を考えていた。
大工さんに言った。今後、このキッチンを変えることはもう無い。わたしは死ぬまでこのキッチンを使う。ずっと、我慢したと思いながら暮らすのはいやだ。だから追加工事で解決するのならしてほしい。

でも。左にずれていても使えなくはない。元々わたしは、キッチンに対してどうこう思うこともなく。例えば賃貸でこうなっていたら、そのまま何も考えずに使うような気もする。我慢ではなく、こんな感じなのかと受け入れられるような気もしてくる。

だって、やり直すとか、もう、みんな、すげー大変になるし。
我慢ではなく、落とし所ってどこなんだろう。などと思いながら。ぼけーっと、庭を眺めてぼうっとしていたりした。

夫と話したかったが。彼は今日は時間がとれず、LINEで細かく説明して。その返事を受け取りながら、考えてた。夫は、増える作業について想定しているところにいた。

とかなんとかで、大工さんふたりが帰り支度をしていた3時頃には、わたしはもういいやのモードには入ってた。
ただ、キレちったし。明日夫と社長さんと話してもらおうかなとか思った。追加工事無しの線で。

そんなところで、7時頃。社長さんが来た。歓迎して、上がってもらった。
社長さんは、追加工事の段取りについて、わたしに説明を始めた。それを聞いてから「もう、いいのだ」と彼に言った。

まず。あなたは「同じものだ」と言った。でも、水栓の位置は違う。商品のチェックミスだ。このことについて、まず「ごめんなさい」って言って欲しい。

そしてもうひとつのトラブルのこと。ちゃんと伝えてくれれば「大丈夫」と言った。結果的に隠そうとしたととられても仕方がないことになった。これも引っかかったので、シンクに関しての怒りに感情がのっかったところはある。

でも、もういいんだ。この家を建てたときは、あなたもわたしも夫も若くて、子どもたちも小さかった。あなたと夫がたくさん話して、この家が建った。この家はそういう思い出の延長の中にある。

あなたが。自分の仕事として、この件に関して落とし所を作ってほしい。わたしはそこに乗っかるから。たぶん、それが、みんながしあわせになれるように思うんだ。
わたしは、そういう、またそこに思い出がのっかるようなところで生きていきたい。

結論として。
追加工事で発生する金額分を値引きして、追加工事無しでいくことになった。その分をうちは、この家の別の経年劣化部に回す。

キッチンは、明日の夕飯には使えることになるかな。ちょっとくたびれちゃったけれど。
つらつらと思うところを話すのにつきあってくれた大工さんはいい子だったし。社長さんと、そのあといっぱい笑って話して楽しかったし。まー、いっかーと思う。