リツエアクベバ

satomies’s diary

君の名は

カウンターキッチンのカウンターが、築20年越えで傷んできていた。夫がニスを塗ると言っていて、買ってきてずいぶんそのままだった。

「いったいいつやってくれるのかな?
やらないならやらないで、わたしが対策考えるがそれでいいのかな?」

など、ささやかに奥さんキレた。息子も夫も九連休で、こっちは仕事増えてる。朝食後にさてとばかりにのんびりしようとしていたところで「あのさ」的な感じ。

もう、わたしに比べてめちゃくちゃいい人で。夫は。こんな「あのさ」にほいほいと動いてくれる。早い、丁寧、そして感じいい。ヤバいね。

てなことで、長いカウンターをニス塗り。塗って乾かして塗って乾かしてと、そこそこ時間かかるのでなんとなく、ずっと前に録画していた「君の名は」を観ることにした。わたしは映画館で観たが、夫は話だけで初見。

なんとなく何かやりながらのながら見で。しかしあれだ、複数回観る「君の名は」は伏線回収感がじわじわくるね。すごいすごいと評判だった時に「そうお?」と思っていた。しかし、何年も経ってしかもCM入る録画でこんなにおれ、心持っていかれるんだなと思った。

この作品はパズルみたいだ。いろいろなモチーフをつなぎ合わせて世界ができあがる。まずストーリーを知って。それからそのパズルを味わって仕掛けを見つけていく。そして、その仕掛けを知ったあとに、主人公の「気持ち」ドラマがリアルに盛り上がっていく感じがする。

そういえば。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」。あれも二回見なきゃダメな映画という話があった。ヒロインの世界をちゃんと知ってからヒロインの視点で再度見なきゃというヤツ。
まだこの二回目をやってないから、そのうちやろうかな。

カウンターはいい感じになった。夫は「君の名は」を面白かったと言った。
夕食は、真鯛の兜煮と焼魚と野菜といっしょに食べる冷しゃぶと野菜の煮物。と、ビール。今日もおれの飯はうまい。

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