リツエアクベバ

satomies’s diary

感じのいい人悪い人

今日もコロナウイルスは元気だ。

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今日、娘を美容院に連れて行った。
近くのドラッグストアに車を停めて、ちょっと歩く。美容院の駐車場もあるにはあるが、すぐ空きがなくなる。帰りにドラッグストアで買い物すればいいじゃんの俺ルール。

車を停めて歩き出したら、駐輪場の自転車が一台、風で派手に倒れた。通りの途中だったので起こして自転車をたてた。
誰もいないし見ていないと思ってたのに、店から店員さんが走ってきてお礼を言われた。すこし恥ずかしかった。てへぺろ

娘が髪を切って、帰ろうと顔を見たら顔に細かい毛がたくさんついてた。「すみません、顔についた毛をとりたい」と言った。
若い子が飛んできた。なんかハケみたいなのでとってくれるのかと思ったら、ティッシュでとり始めた。なんかちょっと「は?」と思った。下手だったし。

それから、そのひとは娘に「取ってあげるね」と言った。「は?」と思った。「お取りします」だろ。オメーんとこの不手際だし。

とは思ったけれど、長年世話になってる店なので我慢した。若い子は新人さんだったし。でも「取ってあげるね」はない。下手したら娘のほうが年上だ。

我慢はしたけれど、「は?」と思ったのを口に出したとしたら。わたしはこのねーちゃんにとって「感じ悪い人」と記憶に強く刻まれるだろうなとちょっと思った。

帰りにドラッグストアに寄って買い物をしていたら。かがみこんで商品整理をしていた店員さんが、ちょっと娘を見て。それからわたしを見て。そしてバタバタと立ち上がって「さっきはありがとうございました」と言った。さっきの店員さんだった。

いや、「さっき」から「今」まで、けっこう時間があって。車停めていったのが、ちょっとなんかそのアレだった。でも、たかが通りすがりに倒れた自転車をたてることは、この人にとってはすごいことで。わたしはこの人にとって「感じのいい人」になったんだろう。

でも、走ってきて礼を言って。あとで気づいて礼を言って。この店員さん、むちゃくちゃいい人だよなと思った。