リツエアクベバ

satomies’s diary

家族写真

ある日突然、わたしが感染。入院だの重症化の懸念だの、家族が次々に発症だの入院だの、家に残った陰性だったはずの人間も発症だの。

このおそろしいドラマの中で、回復が見えてきたとに、「全部終わったら家族写真を撮るんだ!」と思っていた。勝ったんだ、みたいな写真を撮りたかった。

わたしが育った地元のグループLINEがあり。都会の過疎化で出身小学校が近隣と統合ということで閉校した。その閉校イベントに行って、当時の同級生に再会。そこからグループLINEができた。中学受験をしたわたしは、「よそ者が入れてもらってる」ようなものなんだが。そこにプロのカメラマンがいる。

「コロナだそうだ、ヤバいそうだ、仲間に入れてくれてありがとう」と、このグループLINEにも挨拶に行った。

それからわたしは回復し。死なないらしいとまた挨拶に行った。ここでも「死ぬ死ぬ詐欺」だ。

そして言った。全部終わったら家族写真を撮りたいんだ。プロカメラマン君に外ロケで家族写真撮って欲しいな、高いんだろうな。衣装はチャンピオンTシャツがいいな、勝ったんだとかやりたいな、と、そんなことをしゃべり倒した。

そうしたらプロカメラマン君が「元気だな」と返しながら「シャツのデザインよかったら『片手間に』やるけど」と言ってきた。わたしは彼の写真がすごく好きだったので、彼のセンスへの信頼があった。では依頼したい、コンセプトは「勝利」で頼むと。

てなことで。わたしは回復し、シャツのデザインはどんどん進む。今日、発注した。デザインがかっこよすぎてヤバい!

よく聞く「知り合い割引の要求に飽き飽きしているクリエイター話」がある。彼が言ってくる金額はどう考えてもデザイン料が無いので、きっちりデザイン料を加えて振込完了。ネットで相場をおさえたのだけれど、どうだったんだろう。

見積もり出してという要求に、最初から「業者に払う金額」しか出してこなかった。お見舞い感覚があったのかもしれない。最初から『片手間に』と言ってた。

いやしかし。ちゃんと払うべきだと思ったので自分の思う額を加えて、インターネットバンキングで振り込んだ。彼は「もらいすぎ」だと言い、わたしは「申し訳ない額」だと言った。
まあとにかく、振り込んだもの勝ちなのでこれはオッケー。

いやホント、まじかっけーのよ、シャツ。イラストとかではなく、文字列組んだデザインで。
WON THE VIRUS を中心に、なんだのかんだの英文が小さい文字でびっしりくる。医療従事者に感謝だの、サバイバリングな家族だので、「Jump to tomorrow 」がしめだぜ。ホントかっけー。まあ「おれ、患者だったぜ」シャツではあるんですけどね。だから何?勝ったし。
夫も息子も、かっけーかっけーと驚いてるし、気に入っている。色選びにも熱心だった。

家族写真については、まだ体力無いので先は未定。カメラマン君は非常に魅力的なプランを組んでくれた上で「まだまだ、身体大事に期間の中」といたわってくれる。わたしもまだまだ「県をまたぐ移動をさせる」のが怖い。

いつ撮れるのかわからないが、シャツはそのうち届くらしい、とても楽しみ。