リツエアクベバ

satomies’s diary

検索エンジンで検索されてるみたいよ

ブログペットちゃんのページを開いたら、あれれ何にも更新してないのになんでこんなアクセスあるの?と驚いた。なになに?なにが起きてるの?とブログ内のアクセスされたページを表示してみたら。去年のページがむっちゃくちゃアクセスされてた。ここかいな、と思ってはてなの編集画面の「その日」を開いてみたら、まあ実にいろんな言葉の組み合わせでものすごい検索のされ方してた。
何?それ。祝辞ですよ、昨年の。「卒業式」「PTA会長」「感動」、こういうワードが組み合わされた数種の検索。
ちゅーか、生意気なこと言っちゃうと、祝辞なんてのを検索なんてかけんなよ、自分の言葉って持ってないのかい?とかは思った。
ネガティブ吐きついで。娘の特別支援学校の小中学部の去年の卒業式で。なんだ?コイツと思ったことアリ。行政関連の来賓さんの女性さんね。
式典の会場は体育館。来賓さんは玄関からお靴を脱いで、学校で用意したスリッパに履き替えていただき、受付をしていただきましたら来賓控室になってる校長室へ。そこでお祝いの桜湯をいただきながら式典の開始をお待ちいただきます。在校生が着席いたしましたら、来賓の方にお声がかけられます。そこで一列にお並びいただき、「来賓の方々のご入場」行進をしながら会場に。
その、お並びいただいているときに「ちょっといいですか?」と。祝辞をするのにスリッパじゃかっこわるいからイヤだ、と。パンプス履きたいんだけどいいかしら、と。副校長に「どうぞ」と言われてパンプスの底を特にマットで拭いもしないで履かれましたわ。そしてコツコツと「躊躇なく土足で」行進されましたわ。
来賓の方のご祝辞でこの方のお名前が呼ばれて、こつこつとパンプスで前に出られましたが、壇上の机で足下は列席者には見えないんだよ。でもスリッパじゃイヤだったんでしょ、ごめんなさいね。当日の式典では体育館が土足でいいようにしてある学校もよくあることかもしれない。でもここは特別支援学校だわ。在校生も小中高と出席してるわ。いつも上履きでいいところを今日は土足って、そこで混乱する子もいるんじゃない? なんとかかんとかの特別支援教育なんとかってとこの方なら、ご自分のパンプスのこだわりより生徒の環境の方を考えて欲しかったわ。
「ご紹介にあずかりました、なんとかかんとかのなんとかかんとか」って、ご祝辞が始まったわ。なげーよ。なんかかっこいいこと言ってるつもりだったかもしれないけれど、児童生徒がごそごそごそごそと落ち着かなくなったのが見えないのかしら。なんとかかんとかの特別支援教育なんとかってとこの方なのにね。って、なんか満足そうに話してる横顔を見ながら思ってた。「先生方のご努力」とかなんとかって言葉が多くて生徒たちへのお祝いの言葉がほんのちょっぴりで、がんばった先生たちの卒業式みたいな内容だった。すみませんね〜、手がかかる子ばっかりで、みたいなことも思ってたな。このあたりにびんびんアンテナが立っちゃうのは、わたしも保護者だからだよなとは思う。
わたしも相当イヤなヤツなもんで、(なんだ?コイツ)って思ってたことを爪の先ほども外には出さないようにしておりましたわ。この方、来賓者席でわたしの右隣に座られていたんですけどね。ステキな方だったのは左のお隣に座られてた方だったわ。卒業生の退場の時よ、きゃ、って思ったのは。学校のパイプ椅子が小さくてゴメンねみたいな恰幅のいいオジサンだったんだけれど、ものすごい迅速な動きでぱっと立ち上がった瞬間があったのよ。
わたしたちの前を卒業生が退場していくときに、中学部の卒業生の一人がちょっとよろけたのよ。そうしたらこの方がものすごい素早さで立ち上がったの。先生がそばについてて歩いてたのだけれど、それでもよろける子に手を差しだそうとするかのような動きで手を前に出しながら、ぱっと立ち上がったの。そばについてた先生がぱっと手を添えて、転ばずに済んだのだけれど。そうしたら全身でほうっとするような感じで座り直されたの。
来賓退場のときに「ありがとうございました」って、深々とお辞儀をさせていただいたわ。右隣に思いっきりお尻を向けて挨拶しちゃったけど、パンプスオバサンだからまあいいや。
このオジサン、近隣の中学の校長先生だった。いい先生なんだろうなと思った。あの卒業式の記憶として、多分ずっと忘れないだろうと思う。パンプスオバサンもセットで記憶してしまっているのが難点。