震災後にも余震に怯え、東海沖地震とか関東大震災とかが続いて起きるんではないかという大真面目な恐怖も少しずつ薄れて来た頃です。都内の両親のとこに顔を出したいと思いつつ、子どもを神奈川において東京へ向けて「川を渡る」ことにも怖気付いていた気持ちも、やっとやっと湘南新宿ラインが動き始めたことで少しずつ変化が出始めているとこです。
タイトルの「アレ」は震災とかその後のこととかに関する「アレ」ではありません。タイトルの「おずおずと」の「おずおず」も、震災関連に関しての動揺とはちょいと違う。震災が起きるほんの2時間とかその位の前に(およよ…、これはどういうことを言われているのか…。やっぱそういうことですかい?)という話があって。で、そのことをうっすらと考えていたところに地面がぐらんぐらん揺れたので、ネタにもできなかったという話。
3月11日は、娘の母校の特別支援学校の高等部卒業式でありました。娘の母校大好きなわたしは、技術員室大好きでもありまして。はろーと遊びに行ったわけです。式前に来賓のお茶出し等でお忙しいとこに「はろー」と叫び、式後にお茶の後のコーヒー出しなど手伝い。そして校長室の来賓の方に技術員さんの一員のような顔?でコーヒーなどお出しし、その後はそこでコーヒーをいただいたりなどして来賓の接待?なんぞをしたり。
そして在校生の児童生徒の下校時刻となり、卒業生も送り出し、先生たちとお話ししたりして。それから「ただっいま〜〜」とばかりにまた技術員室に押しかけて、3名いらっしゃる技術員さんの席のひとつを占領して、あーだのかーだのぴーだのなんだのと遊んでいただいていたわけです。
で。よー。まあ、ある作業所さんのお菓子の話になったわけだ。この「ある作業所さん」とこのお菓子はとにかくベリー美味い。おいしいとこはちょこちょこあるけど、ここのはとにかくベリー美味い。しかし…。立地が遠いんだな。そして人気があって、予約と受注ですぐに商品は出てしまう。ちょっと買って、が、なかなかできない。
ここの作業所さんは、ウチの学校の学校祭でここんとこ常連さんで出店してくださる。この時はもうなんつーか「チャンス」なわけです、買える。在校生の時のこの学校祭の時にはなんやらもろもろと忙しくて自分も買うのに精一杯だ。しかし卒業して遊びに行く立場になれば、まあ時間はたっぷりあるわけで。で、頼まれもしないのにそこのお店の前に陣取って、「美味しいよ、マジ、美味しいよ」などと言う。技術員さんたちもご多分にもれず、「美味しいよ、買ってごらん」と押し付けられた。
そして。これが美味い、と。押し付けられた後もまた会場に買いに行ったんだよ、と聞かされたのが去年の12月。そして今回の3月の11日。「あの後もね、あそこのお菓子を買ったんだよ」と報告を受けていたわけです、しかし買うのにけっこうな苦労はしたよ、と。
あのさー、と。遠いんだよ、確かにね、と。ただね、と。「ウチの坊やが行った高校は、実はその作業所さんとは立地が近いんだよ」。
え、ええ??と、まあ、先方さんの目は輝くわな。「役員とかやってる? 学校行く?」と。「うん。でもまあ、普通の高校生のお子さんのオヤのスケジュールにはなかなか合わせられないから、ヒラ。だからそんなにはしょっちゅうは行かないけど、行かないわけじゃない」。
それじゃあ、買ってこい、ってことになるわけだ。ほいほい了解ってことにはなるわけだ。そこでまあしかし、先生とかなんとかって立場じゃなくても異動はあるわけだ。で、技術員さんの異動は教員さんではないので新聞報道とかには出ないわけだ。事実、昨年度までいたオジチャンはいなくなってたし、知らなかったし。
どーしよー。ってさ、この時にさ。技術員さん、なんて言ったと思います?
「ブログにコメントするから」。
は? 今、なんとおっしゃいました?
下手に「なに?」とかなんか具体的に聞いちゃったら、逆にヤブヘビになるんではないかと全力で方向を転換しようと。ただ、さらに言ったよね。ブログがどーとかコメントがどーとか。小っ恥ずかしくて、聞いちゃいず、さらに全力で別方策を指示。
「ウチの若いもんに言ってくれ」。「ウチの若いもん」つまり在校生ね。そして今年度のPTAさんの会長さんは、わたしの時代ん時の会計さんなので、「ウチの若いもん」なわけなんですが。「ウチの若いもんに言ってくれ」。これ3回くらい言って、なんかジャーっと流した。別に嘘をつく気も誤魔化す気もないが、自分からどーだと対面で自分の口から話すのは、ぎゃーとかぴーとかくらい、小っ恥ずかしいんだってば。
と、いうことで、ここは全力で流して、後でおいおいと更新したろと思ってた。そんなことを思ってた。地面が揺れた。大変なことが起きた。そういう流れでございました。
明日は離任式。明日また学校行くんだ〜〜。技術員室にももちろん行くんだ〜〜。はろ〜〜。んじゃ、またね〜〜。