リツエアクベバ

satomies’s diary

数学検定

息子、数学検定三級を受験。受験した数学検定の問題を持ってきて、父親と答え合わせ。「ぎゃ」とか「うわっ」とかの声が出てる。自信があったところが崩れていくショックらしい。点数を数えていき、「ボーダーだ」と頭抱える。
志望校の内申は、漢検、英検、数検、それぞれ三級取得で「3点」が付く。どれか取れば「3点」、どれだけ取っても「3点」。漢検と英検はもうクリア。でも一番欲しかったのが数検だったらしい。「内申での加点」のために塾が受験を推奨してるのだけれど、それがきっかけだったのだけれど、本人にとってはもうそういうことを越えて「欲しいもの」になっていったらしい、数検三級。参考書や問題集を知らん間に自分の小遣いでそろえてた。
元々お勉強が苦手な子、「でも算数だけは」というところがあった小学生時代。中学に入ってかすかな自信がうち砕かれる。計算技能は問題無かったけれど、図形だの応用だの数学的思考だのと引っかかり始める。ただ「数学だけは」と自分自身の拠り所になっていたことは大きいと思う、苦手部分に根性入れて向かい合ってた。数学の成績はじわじわと上がり、塾からは「数学だけは特進に参加させましょう」との提案が出て、学校での選択教科でも数学を選択。
「一次は軽い、問題は二次」と言う。一次は計算技能検定で、二次は数理技能検定。二次試験は計算機使用を認められるそうで、9月の誕生日に計算機を買ってやった。ヤマダ電機の片隅で、父親と小一時間かけて熱心に購入機を選んでた。買ったのはコレ
父親との答え合わせの中で、実際の自分の回答にケアレスがあったらと、かなりビビっている様子。いやいや頑張ってきたアンタに賞状だよと、まあ相も変わらずアマいかーちゃん。中三レベルだという三級の二次試験問題は、数学苦手のわたしにとってはきゃーだのゲロゲロだののシロモノなので、ついつい手放しにエライエライという感じ。
「ぎゃ」とか「うわっ」とか言いながら、「でも最後の問題には絶対の自信がある」とおっしゃる。その問題の最終問「1.2.2.3.3.3.4.4.4.4.5.5.5.5.5.」という規則性のある数列が提示され「20が出現するのは何番目か」だったかな。そういう問題。計算式を確認しても不安だったらしく、紙に「20が出現するまで」延々と数字を書き殴っていく。指折って数える式の解答確認。数式にする考え方が合っていても、解答の数字が1でも違えばそれは不正解。書き殴った数字の列を見ながら、ひとつひとつ数えていく。最後のテンカウントは一緒に声を出して大騒ぎ。運動会の玉入れのカウントみたいだった。無事正解。