リツエアクベバ

satomies’s diary

パソコンパソコン

娘の特別支援学校にはPTA室という小部屋がある。これも入学して驚いたことのひとつ。子どもの学校への送迎で出てくる空き時間の待機や、面談のときの待機に利用したり。今は置き場所を変えたけれど、多種多様なジャンルを備えた貸出図書も並んでいた。お茶道具を入れる食器棚もあり、お茶やコーヒーも飲める。以前は給湯室からポットにお湯を入れて持ってきていたけれど、ベルマークで電動ポットも購入。実に快適。ちなみに隣はスクールバスの運転手さんと介助員さんの待機部屋。
これこういうのって、特別支援学校にはあるものなんだろうか。特に他校に聞いたことがないので知らない。小学校のときはPTA活動の場合、会議室使用で「そこ中心に使います」部屋なんてのは無く。集合するときは会議室を使い、終わったら帰る。娘の通う特別支援学校ではこの部屋は仕事場ともなる。昼飯もそこで食べられる。出入りの弁当屋もあり、頼めばこの部屋まで弁当を運んでくれる。
保護者のスペースとしての小部屋なのだけれど。「本部役員の仕事部屋になっているので入りにくい」という苦情?ご意見?もあり、その解決のために机の配置も変えた。仕事してるのは部屋の奥、手前のスペースはどんどん使ってね、と。配置を変えてからは、以前よりもちょこちょこちょこちょこと人の出入りもある。
部屋の一番奥にはパソコン。ソーテックちゃん。購入時期はソーテックちゃんの機器の出来の当たりハズレ問題やら、サポートに関しての問題があった時期の最後の方だと思うんだけれど。しっかりとよく動く。
このパソコンを、委員会の役員として使い始めた頃は。本部の方々に「ちょいと使わせてもらっていいですか?」的にちょこっとという感じでってとこで。この頃に思ったこと(どったんどったんとなんだかんだの処理速度がいちいち遅いパソコンだなあ)と。周囲の方々からコレはダメだだの安いからだだのなんだのと、悪評がささやかれていたのだけれど。もう古いから買い換えだ、なんぞとも言われてた。(どひゃ? ウチの酷使状態に比べたら、まだよちよち歩き程度ののべ時間数しか使ってないよ?)と思ってたんだけど。
昨年度に副会長になって、おいらのパソコンだぜ的使い方をしてから、以前から言いたかったことを言って、やりたかったことを実行する。つまり。コレ、ノートン先生はずしてよかですか?と。
予想通り、ノートンをアンインストールしたら、オレいくぜ?走るぜ?の快適パソコンになった。ちなみにネットの接続は無し。小学校では学校内のパソコンでネット接続状態完備のパソコンはやたらにあったのに、この学校では校内に何台も無いとのこと。パソコンは事務室にも職員室にもやたらにあるけれど、事務処理用機器専門のよう。
昨年度のある日。ファイルをUSBメモリーに入れてスキップで職員室へ。ねえねえコレ、USBんとこさして。でもってファイルファイル、と。
本部役員は書記にはUSBメモリーを持たされているけれど、書類をなんやらかんやら扱う会長・副会長の分は今まで無かった。だから自前のを持って行ってたんだけど。
自前のだから、MP3ファイルも入れてた。教務の先生が自分専用のパソコンにわたしのメモリーを突っ込んで、立ち上がった画面で画面確認せずエンターなんぞ押すもんだから、職員室のパソコンでメディアプレイヤーが立ち上がって音楽鳴りだして、先生慌てたからけっこう笑えた。
先週、職員室の特別支援教育コーディネーターの先生んとこ行って。ねえねえコレ、コレ、この中のファイルなんだけど。機器スピードはどったんどったんと遅い。
おっせ〜な〜、なんだよコレ、とわたしが言うと「お店で並んでるので一番安かったのだからしょうがないんだよ」と先生がおっしゃる。安いってことじゃないよ〜、ジャンクショップで買ってるわけじゃないんだから。先生このパソコン、ノートン先生入ってない? コレ、ネットつながってない機器ですよねえ、と。
「え?あ。おお、ネットはつながってない機器。ノートンは購入時から入ってる」。
ネットつながってるのなら、他のウィルスソフトの選択だとか、ノートン先生入ってる状態での解決とか、まあいろいろあるけれど。つながってないからばしんとソレ、切りましょうよ。切ってみて。いや、切ろう! 絶対この機器に「今まで安物だとかなんとか言ってゴメン」って思うから、と。
「あんいんすとーる?」。うぃ。そうだす。レッツ、よろしく、と。
数日後、感激の声で言われる。「サクサクだよ、サクサク」。ぱちぱちぱちと祝福。
ちょっと前は。PTA室のパソコンの電源スィッチがケースの中に入り込んでしまって、スィッチを押せなくなる状態になり、起動できないトラブル発生。以前も同様のことがあったようで、このパソコンには電源スィッチのボタンを押すときの注意書きカードがパウチされた状態で貼り付けてある。
「アタシみたいだ、このトラブル知ってたはずなのに」とアリーちゃんが泣き言を言う。「前はね、前はね、○○先生が直してくれた」。
おお、これはケース開ければ解決だよと。以前、自分の機器にメモリー増設したことがあるので、なんとなく開け方と開けた状態はわかる。ふむ、ちょっと技術員室行ってドライバー借りてくる。
事務作業、配布プリント仕分け作業を中心に行われている部屋の奥で、パソコンの電源コードを抜き、ドライバーくりくり、ケース開けてわたしは即席電機屋さん。
PTA活動とは保護者によるボランティア活動。参加する方々がそれぞれの持ち味を生かせるという側面もある。パソコンパソコン。PTA室のパソコンは、もうセカンド愛機の状態と化しておりますな。ここの部屋入って、パソコンの電源入ってないと、なんか落ち着かないんだよね、実は。
ちなみにこの部屋で「そこはアタシの席だもん」的位置は、パソコンの前の椅子。部屋の中でもっとも簡易イスの場所なんだけどね、奥の狭いとこだから。でもココが好き。この堂々陣取りに困っちゃうのは書記さんだと思うぜ。自覚してるんだけどね。