リツエアクベバ

satomies’s diary

思考や感想の自由は自由なんだと思う

「俺とおまえは違う問題」の根は「ネガティブ言及するな問題」だよね/ekken

 きゃ。わたし個人にとって、なんかすっごくタイムリーなエントリでわ〜い。
 こわごわ書くけど。他の人のブクマたどっていったとこで、はてなブックマーク画面からあるブログのあるエントリに飛んだわけで。これがわたしにとってはなんかとても興味深いこと書いてあって、栞栞とばかりにブックマークしようとしたんだけれど。
 そこでコメント見て、驚いて逃げてきてしまった。そこで言及されてリンク引用されていた元エントリの書き手によるコメントで「失礼だ、許さない」と書かれていたから。おもしろい栞はさんどこう、って思ったんだけど、なんかわたしまで「許さない」と怒られたら、そうした買ってしまう怒りは怖いから逃げた、と。

「知的好奇心解放 - マ儿コの日記 - 賢い女性」につけたはてぶ※の補足/アンゴル=モアエロ画像STABO索具

 何を思ってこれに栞はさみたかったかということ。それを書いてわたしもまた怒られるかと思うとおっかないので書かないけど。いやそれは失礼なことだということを思ったということではなく、気に入られる感想を書かないとどうやらマズそうで、そしてその気に入られる感想というのをどう書けばいいかわからず、そんな思いまでしてもなあと思った。失礼なことを思うということではなく、失礼だということを探し出されてしまうような感じというか。
 わたしは。美の追究が競争でしかないとは思わない。美のアピールということ自体がよくわからない。アピール?という感じ。その上で上記リンクの最後の数行や、そして「失礼だ」に対してのコメントもわたしには好感だった。そこを導き出されていく流れなのだけれど、「失礼だ」というのは、その流れ自体を口に出すなということなのかと思った。
 このあたりに関して、えっけんエントリはなんか納得だった。
 で、「美」というヤツに関してなんだけれど。
 「顔」や「体」は素材で、美は演出だと思う。素材をどう知るかでいくらでも変わる要素はわたしはあると思う。そして自分が好きなものを着、好きなように装い、似合うものを身につけていく楽しさってのはある。そこに存在するのは競争やアピールというより、わたしは自分の美意識を楽しむ姿勢なんではないかと思う。そして自分に似合うものを見つけていく旅は、結局は自分を大事にしていくことにつながるんではないかと思う。つまりアピールは、自分に対してという意味がある。
 年齢を重ねていくと、当然もっていた若さが与える美しさは欠けていく。そこを呆然と見ていて、失っていくものを眺めていてもつまらない。今は言葉というものを駆使すれば、失っていくものに対して挑戦していく楽しさがある。若さが与えるものの猿真似ではなく、今の自分ならではの美意識の旅。
 装いは武装としても機能すると思う。他者に対しての武装ではなく、自分自身に対して何かを守るための武装
 わたしは自分の好きなものを選ぶけれど、自分が身につけるものに対して、たいして金はかけない。それでも喪服はかなりの大枚をはたいた。20代に買ったものだけれど、そして今は同じだけの金額をかけてこの喪服は買えないとは思うけれど。でも今の年齢のわたしにも、その喪服は非常によく似合う。悲しみで自分自身が崩れ落ちそうなときでも、その喪服は武装としてわたしを支えてきたと思う。これは言葉を尽くしても、わからない男の人にはわからなそうな気がするというか。
 最近なんだけれど。330円のTシャツをかなりいっぱい買ってしまった。3枚ずつで3回買った。あらバカみたい。
 いや単なる安物買いってことではなくて。330円だからね、生地が薄めでテレテレなの。それがさ、わたしの好みとしてはきれいに着られる薄さなんだよね。カジュアルだけど、てれっとしたきれいな線が出るというか。そして襟元がさ、単なるTではなくちょこっとVだったりする。そのちょこっとVが作る線は微妙にフェミニンよ。それでもって女性用ではないから微妙にマニッシュだったりするわけで。こういう一見普通っぽいものがホントにちょこっとしたポイントでそこはかとなく普通じゃないものを出すようなのってのが、わたしには実にお気に入りのポイントが高くなるヤツなわけで。基本がテレ屋だからね、がんばりました系装いは苦手なんだよね。そして人物自体にインパクトがあるキャラなので、がんばりました系装いは押しつけがましくなる印象が出る。
 そんなこんなで、わたしにはたくさんのしあわせを与えてくれる330円なんだけど、でも安物が出すテレテレ感だから、何度か洗濯をすればホントに安っぽいテレテレ感に変わってしまうだろう。で、今夏で終わるワンシーズン用で9枚。競争もなにもしてないし、そもそも競争レベルでもないのだけれど、わたしには非常に必要な何かってとこの話。
 その非常に必要な何かっていうものは、それはわたしにとっては美意識であり美であり、何かと対立させるものではなく、だから「はてぶ※の補足」というタイトルのはてブコメント自体も、なんかよくわかったんだよなあ。