リツエアクベバ

satomies’s diary

夜のぶつぶつの反応に反応

 夜のちょっとしたぶつくさエントリに反応ばばば。わお。コメント欄にレス、そして霞先生のトラックバックに反応。

宴会は酒を楽しむ場に非ず/特別支援学校って…へぇ、そうなんだ
酌をする・酌をされるということは、そこには必ず相手がいるということ。つまり、宴会の目的は相手と話をすることであって、お酒を味わうことは二の次だと。宴会の酒はコミュニケーションを円滑にするためのツールの一つに過ぎないと考えているからです。

 そうなんですよね、そういうことなんだ。わかっちゃいるんだけどね。でもかーちゃんやってる立場になると、そんなに外で飲む機会もそうそうもてなくなるわけで。二次会まで時間取れない場合もあるしね。それとかーちゃんといっしょだと、二次会っつっても「コーヒー飲んで行こうよ」的なことにもなるし。なんてことも出てくるわけで。まあ機会ビンボーってとこの余裕の無い愚痴ってとこもあったと思う。この日も会合後、コーヒー飲んでしゃべくって。そして帰宅後飲んじゃいましたははは。
 霞先生んとこで「先生の会合」って話が出てきたんだけど。まあはっきり出しちゃえば、昨日の会合は市Pの障害児教育関連校の部会の歓送迎会。校長や副校長と、そこのPのボス連の集会。企画実施は昨年度の部会長校だったウチ。例年に沿っていつもの店。わたし受付やってまして。乾杯が終わってから入る。駆けつけ一杯。これはうまかった。うまいビール。そしてとりあえず最初の仕事の一段落のビール。
 お酌コミュニケーション。長いこと障害児の就学の教育相談をやっていらっしゃった方が、知的障害養護、じゃなかった特別支援学校の校長に就任。この方がうちのテーブルにお酌にいらっしゃった。うちの昨年度のボス、今年度のボスは、この方と何度も面識があるそうで知人としてのコミュニケーションをされていて、わたしはにこにことその様子をただ聞いていたわけで。
 いや実は。うちの娘の小学校の就学時の教育相談の担当もこの方だった。娘がまだ年長児の時に、前住地から高速乗って夫婦で相談に行った。とても親身に、就学前の保護者の心理に沿って、そしてわかりやすく、また現状の学区の小学校の具体的な情報もいただきながら。「就学相談」「教育相談」とは名ばかりで内容は「就学先指導」「就学先指示」が多いと聞くことは多かった中で「相談」という言葉にふさわしい時間だった。もう10年も前のこと。それもたった一度。
 それがですね。この方、うちのボスと話しながら、ふとわたしを見てにっこりと笑みを浮かべおっしゃるんですよ、10年も前の、それもたった一度のうちの教育相談のことを。わたしは何も言ってないんですよ、先方に伝わってるわたしの情報には居住区も何もなく、記憶でしかわからないはずなのに。本当はこちらから、相手の記憶が無いことを承知でお礼を言わなきゃいけない立場だった。大物の方なので、わざわざわたしごときがしゃしゃり出てこの方のお時間取っちゃいかんだろうなと思っていたとこに、先方から笑顔でふっていただいてしまった。
 もうびっくり。本当にびっくりした。すごいと思った。10年も前のことをあえてわざわざする機会も無いわけで、お酌コミュニケーションがなきゃわからないことだったなと思う。万感の思いとたくさんの感謝を、小さなコップ一杯の紹興酒のお酌にこめさせていただきました。教育というものに向かい合う最初の方がこの方で本当に良かったと思った。この方についでいただいたビールは、つぎたしがどうのとかなんとかかんとかとか全く関係無い別次元のうまさで、それはずっと続く美味なんだろうと思う。ここでは酒は単なる媒体に過ぎず。
 本当はあれからの10年をお話ししたい思いもあるんだけれど、お時間取らせてしまうのは申し訳なかったし。そのうち改めてお礼のお手紙でも書こうかな。