リツエアクベバ

satomies’s diary

イケイケ、パニッカー

 昨日迷いなんてものを書いて。んで二人の頼もしい友人に背中を押されて今日gooに更新。
 躊躇したのは、この本の感想というものを検索でさがしていて、シリアスな吐露の部分に気持ちがわかりすぎてきつい、っていう自閉症児の親の感想があったこと。
 そうか、そうなのか、とは思うのだけれど、当事者に痛い部分を取ってしまったものというものは、当事者以外の人に伝わらないことってのもわたしはあると思う。ダウン症の本で言えば、わたしにはそう思える、だからあまり好きではない、でもダウン症児の親には人気がある、って本はある。
 それともうひとつ、この本で気になるところはある。あるけれど、でもそれは本の直接の感想ではないので、gooには載せなかった。それはきょうだい児のこと。
 自閉症児を育てていく。それは母親が経験を踏みながら進んでいったということが、この本からはよくわかる。ただ、きょうだい児に関してふれた記載が、わたしはもう少し欲しかったと思う。
 こういう子育てをしている人たちがいることを、もっとたくさんの人に知って欲しい、と、わたしは思う。自閉症児は行動にその障害の傾向が現れるというケースがままあること。そのときに、「親のしつけが悪いからだ」という一方的な視線を受けるケースもまたままあること。
 そのことから少しだけでも解放されるためには、人に知ってもらわなければならないことってのがあるのが現実だと思う。これは障害児のきょうだい児にもメリットがあることなんじゃないか、とも思う。