昨日、いわゆる教育関連産業の訪問営業があった。民間テスト業者、っていうんですか?よくわかんないんだけど、通信の模擬テストがどうのこうのだったかな、いやよく聞いてないのでわからん。この地区が該当する公立高校の偏差値の表持って、なんだかんだとパンフ持って「中学生のお子さんのいる家庭」にやってくる。
わたし、インターホン会話はしないんですよね、近くに住む舅が「おとうさんはアレはイヤだ」って言うから。イヤなモンはイヤなんだろうし、そういう義父がピンポン鳴らす機会があるんなら、それならわたしはインターホン会話はしないよ、というスタンス。しかし大半は、めんどくさいセールスか宗教勧誘で、ああ、ちょっと出られない、いいやインターホンで、っていうときに限って舅だったりするから間が悪いったら。
っつ〜ことで、昨日も「出ちゃった」わけです、なんだかんだとしゃべる業者の前に。
昨日の業者特にしつこいし、そのしつこさがとてもイヤだった。なんだってあの教育関連産業ってのは個人情報を寝掘り葉掘り調べようとするんでしょう。中学の名前出して「部活盛んですよね」とかべらべらしゃべりながら、「お子さんは部活は?」という話の展開に持っていこうとするのがミエミエだし、近所の同じ学年の子の名前出してしゃべらせようとしたり。話のさわりだけでマニュアルの展開が予想がつく。こういう営業の仕方、本当にイヤだ。
中学だの、高校受験だのと連呼する相手に向かって「養護学校在学ですけど」と言えばいいんだろうし、「知的障害児です」と言えばいいんだろうと思う。実際、しつこくしつこくかかってくるこの手の「中学生相手の営業電話」には、こう言うこともよくある。
でもねえ、訪問営業で、いかにもあちこちで個人情報聞き出そうとしてる業者になんて、うっかりそんなこと言いたくない。別に近隣地域で娘のことは「だ〜れだって知ってる」んだからいいんだけど、この営業やってるアンタたちにしたり顔で納得なんてされるのも、そういう記載が企業の営業のための個人情報として記録されていくのも、なんかこう、不愉快というかイヤ。
今年6年になった息子に対してのこの手の「中学生対象」営業は、来年年明け早々から始まるだろう。電話営業だったらわからんだろうけれど、訪問営業は「あ、あの家だ…」なんて感じだろう。たかが企業の営業情報だろうが、息子に変な形容がかかっていくのもイヤだ。
昨日は「ああ、すみません、何度か来ていただいてるんですけど、うちは該当しないのでいいですから。」って断ったんだけど。家に入ろうとする後ろから、たたみかけるように営業トークをくり返していく。それはねえ、仕事なんだから仕方がないんだろうけど。そしてそのメゲナイ姿勢ってのは、仕事としてはおおいに評価されるとこなんだろうけど。
でも、昨日はあんまりにもしつこかった。しゃべり続けるのに対してバタンとドアを閉めればいいんだけれど、それがわたしにはできなかった。だから話を切り上げて、きちんと断りたかったんだけど、それをしつこさ執拗さで許してはくれなかった。
めんどくさくてつい言い放った、「障害児なんです!」とね。
あ〜、失敗した。こんな切り札、もっと賢く使いたかった。もうきっと二度と来ないだろう変な絶句と、ものすごく世間的な「かわいそ〜〜なものを見るような視線」を感じながら、「切り札の使い方の失敗」を強烈に思いましたね。切り札ってのは一度しか使えないって要素があるんだからさ、もっと利口に使いたいよね。