リツエアクベバ

satomies’s diary

とりあえず一息

昨日、救急車で搬送された舅。誤嚥性肺炎の再発ということで入院。義妹と夫が帰宅したのは夜中1時過ぎ。
救急病院の救急病棟に入院だったそうで、今日転院になった。以前誤嚥性肺炎で入院したところ。昨日の午前に受診したところ。

とりあえず深刻な状態ではない。1週間か10日程度の入院になる模様。
昨日の体の状態は、高齢なので具合が悪ければ起こりうることだそうだ、93歳。90代という数字は重いね。

じわじわといろいろなことが起こるが、そのときそのときで判断していこうね、と、義妹と話す。もう今年は二人で話して乗り越えることばっかりだ。

今日は息子の誕生日だった。寿司が食いたいそうで、週末に食べに行く予定。プレゼントは大きな箱と小さな箱。今回はヨドバシオンライン。

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15回目

猫が死んで15回目の水曜日。初めて、水曜日のネコを飲むのを忘れた。冷蔵庫に入っていたのに。

今日は、午前中パート。パート先に義妹から電話が入る、舅発熱。とりあえず動けそうなので、以前入院した病院にわたしの車で運ぶ。午前診療のラスト駆け込み。
誤嚥性肺炎の再発だが、状態は悪くないので内服の抗生剤処方で在宅で様子を見ることに。
銀行いったり、かなりバタバタ。友人からゆっくり話を聞く電話が入り、あっという間に半日終了。娘帰宅で夕方から夜になだれ込む。

娘と夕食をとり、テレビ見ながら洗濯物たたもうとしていたら義妹から電話。すぐ来てくれのSOS。舅に何か起きてる。急に足元に力が入らず立てない。手すりを使わせようとしても手の感覚もおかしい。二人でゆっくり補助しながらベッドに運ぶ。顔を見合わせて、救急車要請を決める。

救急車を送り出してから、いろいろなワードで検索。これこれこれだね、とかいうものは出てこない。
夫が急遽、帰宅。義妹から搬送先の病院名の連絡があり、夫も病院に行く。

と、いう今日。先週末、晩秋に納骨する場所の草取りをしたんだよ。とか。来週の水曜日にキミのことをゆっくり思おう。今日は舅を思って動いた一日。
診察と検査の結果の連絡はまだ無い。重篤なことになりませんように。

捕まっちゃった

「赤いキューブの運転手さん、左に寄って停まってください」

え?わたしなんかしました?

「一時停止違反です」

えー!?

「減速はしてましたが、ちゃんと確実に停まらないと」

ここまではいいんだが。違反だ。わかったよ。でもさ。

「ながら運転もしてたみたいですしね」

ナビのプレイヤーがさ、ディスクの読み取り機能がもう壊れてるの。
だから昔ハードディスクに入れた音楽しか聴けなくて。
それで今日、ナビのプレイヤーをオフにして、lPhoneで音楽流してた。
2008年のキューブキュービックにはね、Bluetoothは携帯電話との接続しかできない。携帯電話、つまり通話の接続オンリー。電話がかかってきたらナビが反応して、ハンズフリーで通話が可能になる、だけ。
lPhoneの音楽をナビのプレイヤーにBluetoothで飛ばす、とか、できない。

だから。lPhoneのスピーカーだけで音楽流してた。
そこに警察きて窓あけるから、lPhoneの音楽停止させた。

「ながら運転もしてたみたいですしね」

なんかもう、反論もしなかった。それは見逃してやる的な感じで突っ込んでこなかったし。

まあとにかく。
運転に注意しましょうということで。油断大敵と気を引き締め代、7千円でした。速攻で郵便局行って納めました。グッバイ、ゴールド。
音楽環境も、再考します。FMトランスミッター、使わなきゃだな。

Hero

「アレクサ 安室奈美恵かけて」。

amazonのプライムミュージックに、安室奈美恵の曲が大量に放出されたと、きんどうさんが教えてくれた。

kindou.info

夕飯を作る台所で安室奈美恵が歌う。聴いたことがある曲とか、聴いたことがない曲とか。わたしはこの人の世代でもないし特にファンでもない。同じような女の子が街を闊歩していたなあとか、ヒット曲があったなあとかそれくらい。
子ども産む前の紅白で息を呑むような美しさを感じたなあ、とかそれくらい。

ポンキッキーズでなんか着ぐるみを着てたのは覚えてる。あとなんかブドウのキャンディかグミか忘れたけど、CMで何人かのひとり程度な映され方の中で、なんだか一人だけ印象的だった。頭の形からまんまるできれいなブドウみたいだなとか思ったのは覚えてる。

何曲かシャッフルされ、Heroが流れてきた。NHKのオリンピックソングだったけれど。これ、息子さんのこと思って歌ってるだろ、と思ってた。
わたしはこの曲を初めて聞いた時、わたしはこんな風に思って息子を育てていたと思った。

「ちぃちゃんにはたくさんせんせいがいる。でもぼくにはおかあさんしかいない」

息子にも幼稚園の先生はいたし、かかりつけの小児科医もいた。でも。普通の子じゃない子どもへの支援のチーム感を、息子は早くに感じ取っているところがあった。
よしわかった。アンタの感じるそのチーム感を、わたしが一人で引き受ける。わたしはアンタのヒーローになる。みたいな感じはあったなあと思う。
思うというか、安室奈美恵のHeroを聴いたとき、わたしは息子が小さかった頃をわーっと思い出したんだな。だからなんか、彼女はご子息への思いをドバーッと溢れ出してるように思ったんだ、この曲。

今週息子は25になる。よく育った。いい子だ。

空き地

隣家のおじいさんが随分と前に亡くなられた。奥様であるおばあさんは、もっと前に亡くなられた。大きなお庭があり、大きな外作業場があり、おうちも大きかった。そのまま空き家になって庭が荒れ果てること二年くらい。去年の夏、買い手がついて、今年のはじめから解体が始まった。

解体業者が入って、整地業者が入って、水道やガスなどの工事が入った。大きなおうちが無くなって、お庭のたくさんの実のなる木が無くなって、塀もなにもかも無くなって、広い土地だけになった。そこをまた重機が入って、土地に段ができた。雛壇状になり、そこに5軒の住宅を建てられるようにしたんだそうだ。

工事車両がいろいろ入る中、若い母親に連れられた小さい男の子の姿を何組かよく見かけた。「はたらくくるま」を眺めに来てるのだと若いママが言ってた。

工事が全部終わったのは春だったと思う。おじいさんの息子さんから土地を買った会社は、整地までに資金がかかりすぎたからこの状態でまた売るんだと言ってた。隣家の工事だからよく挨拶に来てくれていたので、そこまでは直接聞いた話。

次の持ち主に土地は渡ったのだけれど。商品化するのはまだ先にするらしく。ずっとそのまま。家5軒分の広大な土地は、今広大な荒れ野原になってる。きれいに盛り上げられた雛壇は、高さのある雑草で見る影もない。

不思議なのは。その広大な空き地を飛び跳ねる生き物が全くいないこと。柵も何にもない荒れ野原なのに、そこに入って遊ぶ子どもはいない。昔の子どもより土地に対しての「誰のものか」意識が高いのか。昭和の子どもは空き地は公園とイコールみたいなもんだったと思う。今の子どもは空き地で遊ぶやり方を知らないのかもしれない。

犬の散歩で入り込む人もいない。あれだけ雑草だらけならうんこもし放題でもバレなかろうし、犬は飛び跳ねそうなものだと思う。しかし人はこの荒地の「見えない柵」をきっちりと守る。

猫もいない。そもそも野良猫や外に放される猫が存在しない。うちの猫が生きていたら、そしてあと10年くらい若かったら。さぞ飛び跳ねただろうと思う。

時代の流れだなあと思う。ここに住宅が建つ頃、わたしはここに住む人たちから「お隣のおばあちゃん」になるんだなあと思う。

森の熊五郎

インターネットの海で「森の熊五郎」という人に出会った。Googleの検索で「森の熊五郎」と入れると何件か出るけれど、この方たちは別の方のようだ。わたしが見つけたのはamazonのレビューにいる熊五郎さん。

見つけたのはペアリング。わたしは時々amazonでシルバーの指輪を買う。買わなくても時々眺める。外国製のシルバーのペアリングはとても安い。フリーサイズのものを買って重ね付けをしたりする。日常普段用。レビューには変な日本語がよく出てくる、そういうシロモノ。ちなみにこれがわたしの普段用。下緩め上ぴったりにして二本重ねる。

で、同じような品物のレビューに森の熊五郎さんは現れた。奥様と自分と相次いで結婚指輪を無くされたそうだ。結婚50年越えの年金生活者で高いものは買えないが妻は喜んだ、と。

なんとなく森の熊五郎さんに興味を持って、レビュー一覧を次々に読んだ。あんまりたくさんあるので全部は読んでいない。でもこの2年くらいの間にたくさん書かれていて、そこには商品のレビューだけではなく熊五郎さんの人生が見える。

熊五郎さんはスピーカーが好き。安いスマートウォッチを書い続けているのでそういう類のもの好きなんだろう。指輪時計もお好きなようで、気分によって付け替えたりしてるらしい。また、刺青にも興味があったようでいろいろなタトゥーシールを試している。お望みは観音像らしいが手に入らない。そもそも観音像をそんなふうに使ってはいけないのだと、納得していらしたりする。お洋服もいろいろ買われている。ユーモアたっぷりのレビューは読んで楽しい。

熊五郎さんは今年79歳。味覚が乏しくなってきており、介護食を試していらしたりする。普通食と介護食の中間あたりがご所望らしい。

自衛隊のお仕事をしていらした熊五郎さんのレビューには、奥様に対しての愛情があちこちにある。奥様のご病気での体重の減少に動揺し、体重増加用のプロテインを買われる。要介護3の奥様に必要なものをあれこれ考える。そして奥様は要介護4になられ、特養に入られる。奥様の特養での生活に役に立ちそうなものをいろいろ探して買い求め、桜の季節には枝垂れ桜の造花を買って奥様の元に持って行かれる。そんなレビューの数々には、熊五郎さんの生活と奥様に対しての愛情が滲み出る。

わたしは。森の熊五郎さんのファンになった。

熊五郎さんリンク

熊五郎さんのレビューを読んでほしい商品

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床屋さん

舅の歩行がだんだん弱々しくなっていて。そのうち訪問サービスでの床屋さんをお願いすることになるのかなあと思ってた。
ただ、いつも通ってるところから遠のくのはいろいろとしんどいことだろうなあと。
父も、要介護で歩行がおぼつかなくなっても、床屋さんはいつものところに出向いて行きたがってたなあと。

で、今日。舅が床屋さんに行きたいそうなので、初めて義妹といっしょに行った。今までは義妹がひとりで連れて行ってたけれど。ここのところまた、歩行がおぼつかなくなってきているのでわたしもお供。

床屋さんは舅が店の前に着くと、にこやかにおなじみさんとして迎え入れて、終わるくらいの時間を教えてくれた。わたしと義妹はそれぞれにそれぞれの用事のために街に散り、また戻った。
床屋さんは、髪切る場所の椅子から入り口のソファに向かって、スタッフ二人ついて舅をゆっくり移動させてた。

おなじみさん、って、よいものだなあと思った。