リツエアクベバ

satomies’s diary

Hero

「アレクサ 安室奈美恵かけて」。

amazonのプライムミュージックに、安室奈美恵の曲が大量に放出されたと、きんどうさんが教えてくれた。

kindou.info

夕飯を作る台所で安室奈美恵が歌う。聴いたことがある曲とか、聴いたことがない曲とか。わたしはこの人の世代でもないし特にファンでもない。同じような女の子が街を闊歩していたなあとか、ヒット曲があったなあとかそれくらい。
子ども産む前の紅白で息を呑むような美しさを感じたなあ、とかそれくらい。

ポンキッキーズでなんか着ぐるみを着てたのは覚えてる。あとなんかブドウのキャンディかグミか忘れたけど、CMで何人かのひとり程度な映され方の中で、なんだか一人だけ印象的だった。頭の形からまんまるできれいなブドウみたいだなとか思ったのは覚えてる。

何曲かシャッフルされ、Heroが流れてきた。NHKのオリンピックソングだったけれど。これ、息子さんのこと思って歌ってるだろ、と思ってた。
わたしはこの曲を初めて聞いた時、わたしはこんな風に思って息子を育てていたと思った。

「ちぃちゃんにはたくさんせんせいがいる。でもぼくにはおかあさんしかいない」

息子にも幼稚園の先生はいたし、かかりつけの小児科医もいた。でも。普通の子じゃない子どもへの支援のチーム感を、息子は早くに感じ取っているところがあった。
よしわかった。アンタの感じるそのチーム感を、わたしが一人で引き受ける。わたしはアンタのヒーローになる。みたいな感じはあったなあと思う。
思うというか、安室奈美恵のHeroを聴いたとき、わたしは息子が小さかった頃をわーっと思い出したんだな。だからなんか、彼女はご子息への思いをドバーッと溢れ出してるように思ったんだ、この曲。

今週息子は25になる。よく育った。いい子だ。