母から電話。ついでに聞く「補聴器はどう?」
- 使用開始3日目
- 長年世話になってきたメガネ屋が補聴器を取り扱い出して、そこでお願いすることにした
- 「補聴器を使う前に耳鼻科で耳垢等の処置を」と言われて前にいった耳鼻科に行ったら「うちの耳鼻科で補聴器作らないとダメだ」と言われた
- 自分が選んだところにしたいから、耳鼻科を変えることにした
- つけてすぐ、近くを通る自転車のブレーキ音がうるさくて調整してもらいにいった
- 声を出したり話したりすると、自分の声が変
- 小さくて落としそうで、紐をつけた
- 商店街で片方落として、紐をつけておいてよかったと思った
- なるほどと思うが、うれしいものでもない
- 今まで補聴器なしでよくやってこられましたね、と言われるレベルだった
- 特に右の聴力が落ちていたらしい
電話で話していて、こちらが「おお、聞こえるようになったね」という実感は正直無い。いつもある単語の聞き返しはあった。
たいがい子どもが付き添ってくるが、ひとりで来たのかと言われたそうだ。そもそも母は、付き添ってほしいなどというひとではない。
高額の買い物になるので、わたしも行って説明を聞こうかとちょっと思ったが。
買う相談もされなかったし、すでに先方との約束の日程も決まっていたし。自分で決めて自分がやることと思ったので、なんかそれで失敗があったらばそのことを支えればいいと思っていたと話す。人間には失敗する自由もある。しかもあやしい業者でもなんでもない。
と、わたしが思っていたことを話す。そもそも「ついてきてほしい」というひとは、なにか不都合があったときに自分ひとりで背負えない人なんじゃないのかなと。母はそういう人間ではない。
一番安いものにするらしいが。「大事に使え」と母に言う。わたしももうすでに高齢に足を入れ始めている。母が死んだらわたしがその高い機器を使う。だから大事に使えよ、と。そういうこと。