地域の夏祭りに行った。
コロナ以来、3年ぶりの開催。
今年は「夏祭り」と銘打っていたが、元々は「盆踊り」の名称で。盆踊りがメインだった。「踊りの会」の奥様方が揃いの浴衣で輪になって踊り、そこに人々が参加した。
しかし「踊りの会」は、もう無い。わたしが結婚した頃、こども達が小さかった頃、揃いの浴衣で華やかに夏の夜を彩った奥様方は、皆、亡くなったか遠くの施設にいかれてしまった。
子どものために地域で開催するということがメインのイベントになり。盆踊りの時間は本当に短くなり。盆踊り好きな娘が行けるイベントではなくなった。それで、もう何年も行っていなかった。
今年は。「歌う隣の奥さん」のステージがあるということで、久しぶりに出かけた。
- ステージ
- サックス演奏
- 女性シンガーのステージ
- こどもたちのソーラン
- 盆踊りタイム
- 模擬店(地域の大人と中学生)
- 焼きそば
- 焼き鳥
- かき氷
- 綿菓子
- 駄菓子
- こども向けゲーム
- ジュースやビールの飲み物
「踊りの奥さん」のステージが終わったのが6時半。盆踊りタイムはプログラム上は8時になっていた。
娘は会場に来た時から、「盆踊りダンサー」になる気まんまんで。帰るつもりだったのに、帰れなくなった。
娘は会場のベンチに座り、待ち続けた。
娘が盆踊りダンサーなのを知っている地域の方々が、娘を見て「あとで踊ろうね」と声をかけていく。
模擬店の商品も売り尽くされ、こどもたちのソーランも終わり、こどもたちは引き上げていく。8時予定だった盆踊りは、7時半に始まった。
浴衣をシャキッと着こなした男性が、娘を迎えにくる。音楽がかかり、踊りの輪が始まる。たった5人が、やぐらの周りを踊りながら回る。かつての「踊りの会」の奥様がひとり、夏祭りの開催側の女性2名、ずっと盆踊りに参加していた男性1名、そして娘。
15分くらいの間の終盤に、何人かが加わり、そして終わった。
久しぶりの盆踊りを、娘は堪能したらしい。
帰宅して、炭坑節をわたしが口ずさむと「よいよい!」と大きな声で合いの手を入れていた。
昔はここで流れる盆踊りの曲は、5曲か6曲あった。こども会の役員だった頃に、事前練習に参加して覚えた。
もうその時の「踊りの会のお師匠さん」もいない。炭坑節ばかり繰り返して流れるのを、少し寂しく思った。
フィナーレは「火の国太鼓」だった。
勇ましい歌詞と強めの踊りで、わたしはこの曲が好きで。無くならずに流れるのがうれしかった。