リツエアクベバ

satomies’s diary

歳月

猫が死んで4年経った。2019年の6月12日に、夕刻痙攣が始まり。介護をする生活で、既にとっくに覚悟をしていたあの頃。
獣医に電話して痙攣を報告、「おわりだ」と認識して送る準備をする。夜中に苦しみ、明け方に死んだ。4年かあと思う。

声をあげて泣くことはさすがに無くなったけれど。足元の喪失感は薄くはなっても、消えはしない。外出から帰り、玄関のドアをあけるとき。声と姿を期待する自分は、いる。
骨はいまだに埋葬できていない。そろそろなんとかしなきゃ、とか口だけ。

娘の事業所に、今日から実習生が入る。高三だから17歳か、18歳かな。
この子のママと、18年前に話をした。生まれた子どもがダウン症だったと、地域の中でそうしたひとの電話を受けるということを長い間やっていた。

実習かあと思う。大きくなった。娘に「実習さん」の話を聞く。実際、ご本人がうちを選ぶかどうかはわからないが。子ども同士が大人として出会っているのは、なんか感慨。

たくさんの想いと経験。歳月は流れていくんだなと思う。