猫が死んで10回目の水曜日。10回目か、と思いながら今日も水曜日のネコを飲む。
インドの青鬼と、水曜日のネコと。母方の叔父に教えてもらったビール。この叔父に話がしたいなあと思いながら、長い長いメールになりそうなのでまだ思っているだけ。
以前叔父に本を紹介されて読んだ。老いた時の死に方の話。この本に出てくる「しぜんに枯れていく死に方」を見据えるような話をした。
- 作者: NHKスペシャル取材班
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/10/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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しかしわたしは。猫が死んでゆくのに抵抗した。食べなくなっていく猫に食べさせた。一度は持ち直したように見えた。
生と死。ゼロかゼロじゃないか。命があるか無いか。止めてしまったらもう戻れない「生」。止める誘惑を思い知った。
消えゆく命を抱いて送った。わたしの母は小柄で痩せていて小さい。母が死ぬ時に抱っこしてあげようか、と言った。母がふふふと笑った。どんな死に方送り方になるのか。運もあるし、わからないね。