リツエアクベバ

satomies’s diary

機械欲しい欲しい病

Amazonからメールが来た。Kindle Paperwhiteの新しいモデルが出たんだそうだ。いや、今では「2012年モデル」と名前が付いた旧モデルを7月に買ったんだけれども。それ愛してるから新モデルなんて別にいらねーよ。
わたしはどうやら、とても機械が好きらしい。パソコンやら携帯やらが日常の生活になったことによって知った。わたしはどうやら、とても機械が好きらしい。とはいえ、しょっちゅうなんだかんだ買うほどには自分の経済やら経済感覚やらが許してくれないのだけれど、レビューを読んだりレビュー動画を見てるだけでけっこうワクワクすする。
機械が好きとは言っても新製品が好きというわけでもなく、新しもの好きなわけでもない。時にぴぴぴっとくる「これが好き」というものがある。とてもとても好きなのはもう6年も使っている携帯「SoftBank 816SH」。現在のものが壊れてしまった時のためにすでに別色を白ロムで確保してある。この確保機なんて、時々そっと眺めるだけでかなりワクワクする。
そんな風にぴぴぴと来たのがiPad miniだった。iPad mini欲しい欲しい病が始まったのは、去年の夏だったと思う。「なんで欲しいの?」聞かれて「欲しいから」以外どう言ったもんかという感じで。
iPadはあるの。初期モデル。母が3G機を契約していて二年経過後に機種変する時におフルでもらった。なんつーかこれは「機械」。旧モデルとかそういうことじゃなくて、自分イメージ的に「これは機械」「iPad miniは欲しいもの」だった。なんだろね。ピンクの合皮ケースに入れて持ち歩くイメージできゃーきゃーしてた。持ち歩く用事もたいして無いのに。お出かけしないのにパーティードレスが欲しくなるようなものですかね。そういう感覚はわからないけど。
iPad mini欲しい欲しい病に罹ってからは、時々電器屋に見に行っては展示品をさわってキャーキャーしてた。店員さんが営業に来ると「ごめんなさい、今日買うわけではない」と言い、相手によっては欲しい欲しい病にかかっているなど話した。会社支給なんだけれどもと断りを入れ、僕はこんな風に使っていてこんな感じでこれこれこうでとオーナー話をしてくれる店員さんがいたりもした。欲しい欲しい病はけっこうな盛り上がりを見せ、もう随分前から万札確保してあとはワンクリックの勇気だけだった。お店では買わないの、オンラインストアから買うの。機器に刻印メッセージを入れるために。自分の欲しい欲しい病愛機には、考えぬいた自分のためのメッセージを入れたかった。
そのiPad mini欲しい欲しい病が、Kindle Paperwhiteを買ったらぴたっとおさまってしまったの。なんでしょね。えっとピンクの合皮ケースも一緒に購入したんですけどね。なんせ軽いし。そしてとても読みやすい。電子書籍リーダーの、あの、何ページかで出現する黒白で画面読み直しカシャンとなるような「リフレッシュ」も、使い始めたらほとんど気にならなくなった。読みやすいの方が勝つんだと思う。Kindle Paperwhite電子書籍を読みながら、(これ、iPadで読んでたら、目が疲れるだろうなあ)と思う。そう思ってしまうほどに、Eインクという方式は目が疲れない。
すっかりババア化してきたわたしの目は、老眼は軽いが乱視が進んでいる。乱視が進んでいるから、光っている文字を裸眼で追うことにけっこう負担がきてるんだと思う。老眼が軽くて読めちゃうもんだから、なかなかメガネを手に取らなかったりするんだよね。でもKindle Paperwhiteだと裸眼ですいすいいける。若い時より読書に明るさが必要になってきた目にも、フロントライトが「適度に」明るい。素晴らしい。
買った理由は、父急逝であっちこっち行く用事が急に増えたこと。もろもろ持って動くのが必要なものが増え書類をもって歩くことも多く、普通の本持って歩くのが重かったから。持ち歩いてみたらあらびっくり。紙の本より扱いやすいですね、電車の中で。右手で持って左手つり革で。その左手を全く必要としない、ページをめくらなくていいから。持ってる右手の指で次のページにいくのも簡単、前のページに戻るのも簡単。素晴らしい。
iPadKindleは入れていたのでAmazonKindle品揃えは時々閲覧。機器購入に至るのにはAmazon電子書籍化してる本の品揃えの中に好きな作家がいたからですね。これは大きいとも思う。Kindleでは無料本もあるしセールもある。時々無料本に掘り出し物がある。それを見つけるのもおもしろいです。