リツエアクベバ

satomies’s diary

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指示待ち人間が考えたこと/shishitouの日記

ふむ。いろんなこと、思った。
あと、ひどく単純に、そうそうそうなんだよねえと思ったのはこの一文。

後,単純にいつどこからでも自分が読めるようにするため。

ふむ、わたしにとってはこれはとても大きい。あと、まあ数はそんなに多くないけど、いわゆる「わたしのブログを開くリアル友人」との対話で話が早い、って利点もある。
確か、2008年の5月だかそこらの時期に、わたしは坊やとケンカしたんだ。すっごいくだらないことで。その終結はわたしの「ゴメン」。息子の背中にオデコをつけて、下を向いて「ゴメン」って言ったんだ。息子は一言、「いいよ」って言った。その様子を当時いつも会ってた連中に話してて、高校生かなんかのカップルみたいだって笑われたんだ。いや、傷つけたって自覚する方だってけっこう凹むんだよ。あの子優しいからね、わたしが甘えてんだよね、とかなんとか。
そのケンカの内容ってのがどういうことだったのか、2008年を繰っても出てこなかった。当時のまんま、再度確認したかったな、ぬかったぜ。まあくだらな過ぎて、とてもじゃないけど人に言えないネタだったようにも思う。この後「あのさ」と、このメンツの中の一人と二人だけになったときにケンカになっちまった概要を話したとき、彼女もなんか絶句してた。歯がゆいんだよオメー、チキショー、ってのが完全に伝わったようだった。「でもさ、でもさ、でもさ。言い方ってのもあると思う。だから、わたしが、悪い」。これを聞いて「それで高校生のカップルの仲直りみたいな結果になったわけだ」と、彼女はまた笑った。そうだ、あかいくるまの中で二人でその話をしてたんだった。
今回のことだって、ぶっちゃけものすごくくだらない。息子の入学した高校は、入学式後すぐに合宿がある。それは高校説明会でも話が出てたし、先生のブログでは前年度のうちにこの新年度の合宿の宿舎おさえから日程等も記載されていて、合格を知る前からその合宿の期日は知ってた。わい、合格だ、説明会だね、入学式だね、すぐに合宿だね、と、たかだか一泊の行事であるのに、カバンは買うの買わないの? 部屋着はどうする? そうだ入学準備の買い物に行ったときにあれもこれも買っちまおうとか、そんなことやってた背景があって。
で、合宿出発の前日にも部活に出ると言う。ほいじゃ、早いとこ、合宿の荷物作っちゃいなとか言ってたんだけれど、まあ結局前日前夜が来た、と。そのくらいのギリギリなんてのは、わたしはこれっぱかしも人のことなんか言えた状態ではないので、まあいいんでないの?と。なんだけれど。「新しい同級生と部屋で遊ぶためのトランプ」を部活帰りに買ってくるって段取りは、誰に言われなくてもとっととやっちまったくせに、着替えだのパンツだのタオルだの靴下だのって、そういうのを全然やらないうちに夜が更ける。
しゃあねえなあ、んじゃカバン持っといでカバン。ってとこから自室から持ってきたカバンが違う。は? 天気が悪くてなんかかなり寒そうだから着替えはアレ持っといでアレ。ってとこで持ってくるものを見て、は? なんでソレですか?と。と、と、とんちんかんなもの持ってくんなよなあ。あのさ、アレとかコレとかコレとかアレとかってのでわかれよこの場合、とかってことで。連日部活で疲れたまってたって心配もあって、早いとこやって早く寝ろ、ってのもあって、もうしっちゃかめっちゃかになって、結局いつものお決まりの「ゴメン」となった。
shishitouさんの文中のコレ。

  『分析力(観察力+論理的思考力)』

 +『モチベーション動機付け)』

 +『スタミナ(体力・気力を維持する力)』 

 =『先読み能力』

コレで言えば、「合宿という体験の準備に関しての分析力」が欠けてた。まあこのあたりは本人の、どの部分に対しての「モチベーション」があるかどうかってとこにもつながりますな、と。合宿研修の予習はちゃんとやってたからね。そしてなんといってもココ、「スタミナ」は無かった。スタミナの配分には失敗してたよね、と思う。ただしこの子はスタミナの配分の失敗は怖れない。だって。スーパーパワフルかーちゃんが絶対助けてくれると思ってる。だ、だ、ダメじゃん…。くっそー、策士になりて〜。わたしが「ケツはいつでも拭いてやる、やりたいようにやってこい」って言うときに、微笑んでうなづくあの子の顔が好きだ。プラセボ効果が簡単に使えるあの子の素直さも好きだ。でも。傷つけたくはないが傷つかなきゃ学ばないことだってあるんだと思う。そこでどんなことをどんな風に言うか。省エネになってるのはわたしの方だ。次の「イラっと」ではもうちょっと利口になりたい。
「分析力」ってのは得手不得手があると思う。「スタミナ」にも流動性がある。大事なのはわたしは「モチベーション」だと思う。ただし、自分がモチベーションだと思うものだけに集中しろというのは、それは違うと思う。モチベーションをもっと豊かに広げていくことってのが大事だと思う。必要なのは「モチベーションの強さ」ではなく、「モチベーションを支える総合力」のようにも思う。そこで気が付いていくものは、分析力にもつながっていくと思う。
「モチベーションを支える総合力」というのは、一朝一夕には育たないと思う。必要なのは、くやしさの積み重ねかもしれないと思う。

「この子がこの子なりに悔しさを積み重ねたときに、自分できっとそのスキルを身につけていくと思います」。
2008年10月7日更新分より)

で、合宿。充実した研修内容で充実した経験になったようだけれど。彼が思いついて、部活帰りの疲れた体で買いに行ったトランプもかなり重要な位置を占めたようですわ。「19人部屋で10数人で大富豪、配られるカードはたった数枚で順番はなかなか回ってこない。回ってくる間数人で、iPhoneYoutubeを見てた」と。それと。何度か息子の口から出てきた同級生の名前が、合宿からの帰宅を境にその呼び方が愛称に変わってたよ。ゴメンね、キミの段取りも上出来だったんだよね。