リツエアクベバ

satomies’s diary

進路進路進路

三歳ちがいの子どもをもつと、進路の悩みがダブルで来る。わかっていたとは思っていたけれど、現実こうもダブルで来るとまいる。まいるまいるまいる。
娘の進路先決定のため「どこに入れるか」という観点で実習を重ねてきて、結局見えてきたことは「どんな作業をしているところか」ということ。「どこに入れるか」ポイントで先方ともこっちの希望ともうまく折り合いがつくとこが見つかり、後は希望を出すだけという段階に来ているところで立ち止まり状態。結局この11月という時期に来て、新たにもうひとつ実習を加えてから決定ということになった。
大きく影響したのは、後期二個目の実習先になったところでの経験。あらかじめ「去年新規の利用者を数名入れたばかりなので次年度の増員は無理、体験実習のみで」というお約束だったこの実習。この実習先での作業内容が娘にはぴたりとはまった。体験実習のみという約束ではあったけれど、先方が「欲しい人材」と改めて人員の再検討をしてくださったということ。その上で、どうしても増員は無理です、残念ですと言ってくださったという結果になったということ。非常に残念に思っていたところで、そこと同じ内容の作業をやっているところをイベントにて見つけてしまったという流れ。
たまたま出かけた地域のイベントでの福祉作業所の出店を見て回っていた。そこで元々知っていた事業所の方にご挨拶なんぞしながら、ふと並べられた作業製品を見て、「この作業、やっていたんだっけ?」。要するに、元々知っていた事業所だったのだけれどそこの第二の場所とかそこの作業内容とか知らなかったということで。
ううう、と思い、元々知人だったそこの事業所の方に「今から実習希望入れたら遅い?」と話したこと。「ああ、ちぃちゃんはもう高三になったんだね」とおっしゃりながら、「時期的に難しいが、とにかく学校の進路の先生に相談してみてごらん」とのお返事で。その後、学校と事業所と話し合ってくださって、なおかつ事業所内では「すでに決まっている今年の内定者にプラスして、追加の利用者を受け入れられるか」の会議もしていただいたそうで、12月というギリギリの日程での実習が決まった。元々ちょこっと知っていたという感じだったそこの職員の方が、そこの第二の所長だったってことさえわたしは知らなかった。失礼な失態をしたと思う。
自分の迂闊さで迷惑をかけたと思う。いやなんつーか、道路のこっち側ばかり範疇に入れて考えていたというのが要因で灯台もと暗し。電車物件ばかり考えていて、バス物件を考えていなかったというのに似てる。この時期に新規に実習を追加したということで、これまでの実習の中で出てきた「娘を入れてくださることを前向きに考えてくださっているところ」に対して、こちらの結論を出すことをお待たせすることにもなってしまった。ご迷惑をかけているという気持ちにいたたまれないが、「ここは踏み出さないと後悔するから」と後押ししてくださる学校側に対して感謝の念でいっぱい。
悩む悩む悩む、娘の進路。併行して息子の高校受験も目前になってきた。志望校の決定。偏差値や学力で「どこに入りたいか」ってとこも事情としてはもちろんあるのだけれど、息子の指針は一貫して「やりたい勉強ができるのはどこの学校か」ということ。希望する選択教科が充実しているところを選択したときに、息子の学力でギリギリ状態のところが出てきた。
いやいや当初は「ギリギリ状態」ではなく「目標レベル」だった。その「目標レベル」が「ギリギリ状態」になるまで、本人よく努力してきたと思う。いや、「ギリギリ状態」のちょっと上くらいにはなったと思う。模試でも安全圏が見えてきた。そうは言っても油断できるほどの内申は持ってないので、こっちはこっちで不安は止まらない。
とりあえずの安心は、この「やりたい勉強ができるのはどこの学校か」という指針で選んだ私立には、併願希望を出すことで困難無く合格を手にするラインがはっきりしたこと。「第一志望に落ちてしまって、行きたくもない学校に行かなきゃならない」ことだけはとにかく避けられた状態。金だけはやたらにかかるがな。でも親が子どもにしてやれることってのは、金はかかるがやりたいことはやらせてやるぞどん、みたいなもんだとも思う。いやしかし、志望校の方が制服はかっこいいぞ。
昨日は息子の三者面談。担任が気心しれているのをいいことに、「はあああああ、もう神経疲れたああああ」と言うと、「まだ11月ですよ」と笑われる。まいるまいるまいる。