リツエアクベバ

satomies’s diary

ランボー、ランボー

あっちゃこっちゃ感想書かれたブログを見て回る。おもしろいなあと思うことは、「これはこうだ」とシーンの解釈として書かれていることに、(そうお?そうだっけ)とか思うこと。ランボーのシーン一つ一つの心理の解釈が、観た人によって微妙に違うような気がする。
まあランボーって、しゃべんないからね。ランボー自身のセリフが少ない。表情のみのシーンは微妙に感想が割れるんだろう。
プログラムにはスタローンのインタビューとして、こんなことが書いてあるんだけど。

ヒロインとの関係を示すエンディングのシーンは、ランボーにとっての正しい選択が見つかるまで、5回も撮り直したよ。

すみません、よくわかりませんでした。この「エンディング」を指してるのは、あそこなんですか? 正しい選択ってなんですか?みたいな。
あと。ミャンマーの政府軍という敵役で出演している人に、実際のミャンマーでの政府反乱軍にいらした元兵士がいらっしゃるそうで。この方の協力で、実際に迫害を受けている民族の方々の出演があったそうで。そしてこの「元兵士」の方は、この映画に出演されたことで、そのご家族は刑務所に入れられてしまった、と。…。それって、その人たちを救い出すのはランボーしかいないじゃん…。こういうときこそランボーなんだけど、実際にはいないからな。つ〜か、そういうことを話すこと自体が「リアルだろ?」みたいなとこに利用されてるのは、それは商品だからだなあと思う。
昨日、帰宅した夫に「じゃじゃじゃん」と言いながら見せた、映画館で買ったプログラム。「おお、行ったのか」と。あいっ!と元気にお返事。
「あのねあのね、今回のランボーは脱がなかったんだよ、ずっと服着てたんだよ」「脱げなかったんじゃない?」「でもロッキーでは脱いでたよ」。
ちなみに夫はちょいとランボー。いやデストロイヤーってとこではなく、痛み関連にやたらと強いところ。たとえばでかいケガをしたときに。「痛い?」と聞けば、空は晴れてるかと聞かれているかのようなモードで「痛いよ」と答える。妊娠したときに思った、出産代わってもらいたいと。彼が出産するとしたらなんかこう、黙ってすっと産むんだろ、って感じ。
ちなみに娘も痛みに強い。以前、小学生のときにヒョウソウで指の爪のあたりが膿んで腫れてしまってメスで切開したときに。特に押さえつけられるでもなく、切開される指をじっと見てた。そばにいたかーちゃんと息子はきゃーきゃーで。息子は涙目で「ちぃちゃん、すごい」って言った。こういうとこも「弟」が「姉」を「姉」と思って慕い続ける尊敬点でもあったんだろうなあ、という感じ。
「ちぃちゃんは生理痛はあるんですか?」と聞かれることがたまにある。「わかりません」と答える。どう見ても平然と数日を送っているけど、それは痛みが無いんじゃなくて、それしきの痛みは騒ぐほどのことじゃないと思ってる可能性はけっこう大きいと思う。
ちなみにかーちゃんと息子は。この二人の足下にも及びません。痛みだの切開だのは大騒ぎで逃避傾向アリの弱虫さんお二人様です。